犬を飼ったらできなくなる『5つのこと』思い描いていた犬との暮らしとはかけ離れている可能性も

犬を飼うとできなくなることがある!

犬を飼うことで、癒やされたり毎日が充実したり交流が広がるなど、幸せな時間が増えるでしょう。しかしその一方で犬を飼うことで日常生活が変化し、できなくなることが生じます。

このことをよく理解しておかないと、犬を飼ってから「思い描いていた暮らしとは違う…」と、後悔することになるかもしれません。それは犬にとっても飼い主にとっても不幸なことです。

では、具体的に犬を飼ったらどのようなことができなくなるのでしょうか?今回は、犬を飼ったらできなくなることを5つご紹介します。

犬を飼ったらできなくなることは?

1.自由な時間の使い方

犬は日常的な世話や運動が必要な生き物です。散歩や遊び、トイレの世話、食事の準備など、毎日犬のために時間を割かなければなりません。そのため犬を飼うと、自分の時間を自由に使うことが難しくなります。

日々のスケジュールに犬の世話や、散歩に充てる時間を確保しなくてはならず、自由な時間の使い方に制約が生じるのです。趣味や友人との交流など、自分自身の楽しみや活動に費やせる時間も減るかもしれません。

2. 気軽に旅行へ行くこと

犬を飼うことで、気軽に旅行へ行けなくなります。犬を連れての旅行は楽しいですが、事前の準備や確認の作業がなかなか大変で気軽さには欠けます。犬を飼ったら週末や連休など、急に思い立ってふらっと温泉へ…といったことはできなくなると考えたほうがいいでしょう。

犬をペットホテルに預けるという選択肢もありますが、犬のストレスや体調を考慮しなくてはなりません。犬の性格や健康状態によっては、預けることが難しい場合があります。

3.掃除や整理整頓を怠ること

犬を飼うと、掃除や整理整頓を怠ることができなくなります。1〜2日程度掃除をしないのはまだ許容範囲ですが、それ以上となると部屋が犬の抜け毛だらけになったり、においが発生したりするでしょう。

犬の抜け毛を放置すると、床にたまってハウスダストの原因になることがあります。不衛生な環境は犬のストレスや病気の原因にもなるため、こまめな掃除が必要です。

またテーブルや床に物が散乱しているような整理整頓がされていない部屋は、犬にとって危険です。犬は基本的に好奇心旺盛で食いしん坊なので、放置されたものを誤って飲み込むことがあります。

犬が誤飲をすると窒息や消化管の閉塞、内臓の損傷といった危険が生じ、命に関わることもあります。犬の安全を守るためにも、誤飲すると危険なものは犬の届かないところに保管し、常に整理整頓を心がけなくてはなりません。

4.自由なお金の使い方

犬の飼育には経済的な負担が伴い、ドッグフードやペットシーツ、ケア用品、予防接種、予防薬などに費用がかかります。さらに、トリミングやしつけ教室などの費用が必要になることもあります。

犬が病気やケガをした場合は、高額な医療費が発生するかもしれません。ペット保険に入ることで医療費の負担を軽減できますが、保険料を支払う必要があります。

このように犬を飼うと多岐にわたって費用がかかり、その分、自分のために使えるお金が減ります。つまり、自由なお金の使い方ができなくなるということです。

以前は自分の趣味や娯楽に費やしていたお金を、犬のために費やすことになるかもしれません。ちなみに、犬にかける年間支出は約36万円という調査結果が出ています。

5.休日の朝ゆっくり寝ること

「休日の朝にアラームをかけずにゆっくりと寝るのが幸せ」という人は多いと思いますが、犬を飼うとそれが難しくなります。

多くの犬は休日の朝であっても、散歩に行ったりごはんを与えなくてはなりません。犬には平日も休日も関係ないのです。犬を飼うことで、休日の朝にゆっくり寝ることは難しくなるでしょう。

まとめ

犬を飼うことは、きっと素晴らしい経験になるでしょう。しかし、安易に犬を飼ってはいけません。犬を飼う前に真剣に考えるべきことがたくさんあり、犬を飼うとできなくなることがあることについてもよく考える必要があります。

ご紹介したようなことができなくなることを想像してみて、「無理かも」「耐えられそうにない」と思うのなら犬を飼うべきではありません。

犬を飼ったら、飼い主には犬を幸せにする責任があります。犬を飼うことでできなくなることがあることをよく理解し、犬が寿命を迎えるまで愛情と責任をもって世話をする覚悟を持つことが重要です。その覚悟を持ってから犬を迎えましょう。

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