フェルスタッペン初日6番手「今のところ、マシンは素晴らしい状態とはいえない」レッドブル/F1第9戦

 2023年F1カナダGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=5番手/2=6番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=4番手/2=8番手だった。

 FP1開始時のFIAの発表により、レッドブルがフェルスタッペンとペレスのパワーユニットにシーズン3基目のエキゾーストシステムを入れたことが分かった。認められている基数内であるため、ペナルティは受けない。

 FP1開始数分で、サーキットの状況を監視するために設置されたカメラのCCTVシステムに問題があることが発覚し、安全上の理由からセッションを実施することができなくなった。そのため、最も多く走ったドライバーで3周、タイムを記録できたドライバーは20人中12人にとどまった。レッドブルのふたりはそれぞれ3周を走り、タイムを出している。

 FP1で失った走行時間をある程度取り戻すため、FP2は予定より30分早く開始され、30分追加の90分で行われた。CCTVのトラブルは、FP2開始までに解決され、チームはFP1で割り当てられたタイヤをFP2で使用することが認められた。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=5番手(1分20秒231:ソフトタイヤ/3周)/2=6番手(1分14秒142:ソフトタイヤ/34周)

2023年F1第9戦カナダGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 順調な一日だったとはいえない。FP1では実質的に走ることができなかったんだ。それは誰もが同じだけどね。少なくともFP2でそれなりの周回数をこなすことができたのはよかった。

 今のところ、バンプや縁石に乗った時のマシンが素晴らしいとはいえないので、これからたくさんの作業をこなす必要があるだろう。それほど悪いわけではないけれど、いくつかの部分を微調整する必要があるのは確かだ。

 明日は雨が降るみたいだから、予選ではいくつか驚きの出来事があるだろう。そして日曜がドライとなれば、いろいろ影響が出るはずだ。今日のセッションはトリッキーだったけれど、時にはそういうこともある。

2023年F1第9戦カナダGP セルジオ・ペレス(レッドブル)

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=4番手(1分20秒154:ソフトタイヤ/3周)/2=8番手(1分14秒250:ソフトタイヤ/29周)

 FP1で走れなかったのはとても残念だ。FP2の終盤は理想的なコンディションではなかったから、FP1で走ることが重要だった。ペースはいいと思うから、あとはマシンを正しいウインドウに入れることができれば問題ないだろう。今日は慌ただしい一日だった。

 今夜理解すべきことがたくさんある。乗り心地を改善する必要があるからね。他のチームも強そうだから、全員の位置を明日確認するのが楽しみだ。

 興味深い週末になるだろう。今日みたいな天候だと、あたりがとても暗くなって、視界が悪くなる。そしてあっという間に走行不可能なコンディションになってしまうんだ。予選に雨が降るにしても、あまり激しい雨でないといいね。

2023年F1第9戦カナダGP セルジオ・ペレス(レッドブル)

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