梅雨の晴れ間に散策 県内8地点で夏日

晴天の下、金沢城公園を巡り、城内の植物を観察する参加者=17日午前11時40分

  ●金沢城公園で自然観察会

 17日の石川県内は高気圧に覆われて晴れ、青空が広がった。正午までの最高気温は金沢27.5度、輪島28.0度など8地点で「夏日」を記録した。梅雨を忘れるような快晴に恵まれた週末となり、県内各地の行楽地では住民や観光客らが散策を楽しむ姿が見られた。

 金沢城公園では、夏を思わせる日差しが降り注ぎ、日傘を差したり、日焼けを防ぐためのアームカバーを着けたりして歩く女性らの姿もあった。観光客は汗を拭いながら、深緑の園内を巡った。

 いしかわ自然学校の自然観察会も園内で開催され、夫婦や親子ら約40人が参加した。一行は辰巳櫓(やぐら)跡や三十間長屋、各所の石垣などを巡りながらエノキやシンジュなど樹木を細かく見て回り、金沢の中心部に豊かな自然が残されていることに理解を深めた。

 金沢地方気象台によると、18日の県内も高気圧に覆われて晴れとなる。最高気温は金沢29度、輪島30度と予想している。

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