候補生と死傷3人は別グループ 隊内トラブルの有無捜査

陸自日野基本射撃場前に手向けられた花束と手紙=16日午後、岐阜市

 岐阜市の陸上自衛隊射撃場の小銃発射事件で、死亡した菊松安親1等陸曹(52)ら銃撃された3人はいずれも、自衛官候補生の男(18)=殺人容疑で送検=が所属した新隊員教育隊で別のグループに配置されていたことが17日、関係者への取材で分かった。3人は食事管理や訓練計画などの業務を担当し、日常的には男と接点がない職務が割り当てられていた。

 陸自の警務隊と岐阜県警は、入隊して以降、隊内での男の行動やトラブルがなかったかどうか、捜査している。

 関係者によると、男と死傷の3人は、名古屋市の守山駐屯地に拠点を置く第35普通科連隊で、候補生らの訓練に当たるために設置された教育隊に所属していた。

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