LGBTの理解、電車から 車両でファッションショー

ランウエーに見立てた電車内を歩く服部唯さん(手前)ら=17日午後、大阪市

 LGBTなど性的少数者への理解促進につなげようと、当事者と「アライ」と呼ばれる支援者らが17日、近鉄大阪阿部野橋駅(大阪市阿倍野区)でファッションショーを開いた。ランウエーに見立てた電車の車両内で、多様性とジェンダーレスがテーマの衣装を身にまとったモデルがさっそうと歩くと、約170人の来場者から大きな拍手が送られた。

 当事者モデルとして参加した小学校教師の服部唯さん(39)は「自分のセクシュアリティーを見せることで、ありのままでいいんだよと伝えたい」と笑顔を見せた。実行委員長の山本超基さん(49)は「誰もが着る『服』を通して、思い込みに疑問を持つきっかけになれば」と話した。

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