山下美夢有vs岩井ツインズ 最終日最終組で初の直接対決

岩井千怜は母の日V、父の日Vの“連覇”を狙う(撮影/村上航)

◇国内女子◇ニチレイレディス 2日目(17日)◇袖ヶ浦CC新袖コース(千葉)◇6621yd(パー72)◇晴れ(観衆5737人)

7位から出た岩井千怜が5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算8アンダーまで伸ばして3位に順位を上げた。

バーディなら最終組に入れると意識していた最終18番。198yd、6Uの2打目はグリーンをオーバーしたが、アプローチで3mまで寄せ、バーディパットを冷静に流し込んだ。

姉・岩井明愛と一緒に回る初めての最終組に「うれしいです。頑張ってきて良かった」と気持ちを高ぶらせる。「楽しみつつ、でも追いかけたい気持ちもあるので、自分に集中して優勝を目指したい」。5月の「RKB×三井松島レディス」で挙げた母の日Vに続く、父の日Vへ。首位の山下美夢有とは6打差もあるが「最高のプレゼントを贈りたい」と諦めるつもりはない。

岩井明愛は妹・千怜とともに首位を追う(撮影/村上航)

明愛は大会コース新の「62」で、58位から2位になって最終組へ。「(今季は)最終日に千怜と(山下)美夢有さんが楽しそうに最終組を回っていて、自分もそこに加われるのがうれしい」と、メルセデスランキング2トップとの直接対決に心を躍らせた。

首位の山下美夢有は「勢いがある」と岩井ツインズを警戒した(撮影/村上航)

一方、今季3勝を挙げ、2年連続の年間女王へポイントレースのトップを走る山下美夢有は「RKB×三井松島レディス」で明愛、千怜との3人プレーオフを戦い、千怜に競り負けた。明日は2位明愛に4打差つけてのスタート。「(2人とも)勢いのある選手だと思うので、私もしっかりとついていけるように頑張りたい」。負けるわけにはいかない。(千葉市若葉区/内山孝志朗)

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