魅力的すぎる!『ブサカワな犬種』4選とそれぞれの性格や飼い方などを解説

1.フレンチブルドッグ

日本の人気犬種ランキングに入ることも多いフレンチブルドッグ。ぴんっと立った大きめの耳にペチャっとした鼻、シワの多い顔と、まさにユーモラスでブサカワな犬種といえるでしょう。

性格は陽気で天真爛漫、マイペースで警戒心が低く家庭犬にぴったりです。好奇心旺盛で、遊ぶのも大好き。甘えん坊なので、長時間のお留守番には向いていない傾向にあります。

叱られると落ち込みやすい性格と、ブルドッグ特有の頑固さもあり、根気よく褒めながらしつける必要があります。興奮しやすいところもあるので、原因から素早く離れたり、「フセ」や「マテ」などのコマンドでのしつけで落ち着かせたりしてケガや事故を防ぐようにしましょう。

暑さ寒さに弱いので、飼う場合は室内飼いで室温管理に気をつけてください。ブラッシングや顔のシワの間のお手入れを忘れずに。呼吸器疾患や皮膚疾患にも注意が必要です。

2.パグ

フレンチブルドッグは中型犬ですが、ブサカワな小型犬といえばパグを思い浮かべる方も多いはず。フレンチブルドッグと似た系統のブサカワ顔で、ペタンと垂れた耳にくるんと丸まった尻尾が特徴です。

性格は明るく元気で、愛玩犬として飼われてきたのもあって人にも他の犬にもフレンドリーな傾向にあります。飼い主さんには忠実で愛情深く、攻撃性も低いのでお子さんのいる家庭でも問題なく飼えるでしょう。

フレンチブルドッグと同様に日々のこまめなお手入れがマストで、室温管理や呼吸器疾患、皮膚疾患については注意しましょう。かかりやすい病気が多いので、異変に気づいたら受診することをおすすめします。

太りやすい体質なので、フードはしっかりと測って適切な量を与えるようにし、暑さに気をつけながら散歩など運動量も確保してあげてくださいね。

3.ペキニーズ

ペキニーズは、ふわふわな毛並みの鼻ぺちゃなブサカワ系犬種です。中国原産の犬種で、その歴史は唐の時代にその存在を確認できるほど古く、代々中国宮廷に献上されてきた由緒正しき愛玩犬です。そういえばブサカワといえど、どことなく気品がただよっている気もしますよね。

クールで、プライドが高く自立心も強い傾向にあり、犬よりも猫っぽい性格と評されることも。心を許すと飼い主さんには忠実になります。頑固で勇敢な一面もあり、敵とみなすと攻撃的に向かっていくこともあります。子犬の頃から根気よくしつけていくことが重要でしょう。

あまりアクティブでなく、のんびり過ごすのが好きな子が多いです。あまり運動量は多くないので、散歩が楽な犬種といえます。

長いダブルコート(二重被毛)で、首周りの豊かな被毛がライオンのたてがみのように見えることから本場中国では「獅子犬」といわれています。

暑さに弱いので、気温管理や季節によっては散歩の時間などにも気を配ってあげてください。美しい毛並みを維持するためにも、毎日のブラッシングは欠かせません。

4.ブルテリア

ここまでご紹介してきた犬種は全て「鼻ぺちゃ系」のブサカワ犬種でしたが、ブルテリアは彼らとは違った系統のブサカワ犬です。

卵型で間延びしたようなのっぺりとした顔につぶらな小さい目が、愛嬌のある雰囲気の大型犬です。その名の通り、ブルドッグとテリアの交配により闘犬として生まれた犬種です。品種改良により、少し小さく中型犬となったミニチュアブルテリアも存在します。

明るく無邪気な性格で、遊ぶのが大好きな傾向にあります。飼い主さん家族には愛情深く接してくれるでしょう。

ただし、体が大きくて力が強く、子犬の頃からしっかりとしつけないと攻撃的になってトラブルにつながる可能性も。特に顎の力が強く、一度噛むとなかなか離さないので、噛み癖をつけないようトレーニングする必要があります。

被毛が短く、ブラッシングは週に1、2回程度でOKですが、皮膚疾患になりやすいためブラッシングやスキンシップの際にはこまめにチェックしてあげましょう。

また、大型犬なので散歩は1日2回、1回30分以上と運動量はたっぷりととってあげてください。

まとめ

今回は魅力たっぷりなブサカワ犬種とそれぞれの性格、飼い方のポイントについてご紹介しました。飼ってみたい犬種は見つかりましたか?

一口にブサカワといっても、大きさや性格、必要な飼育環境はさまざまでしたね。この記事が参考になれば幸甚です。

(獣医師監修:寺脇寛子)

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