アーセナル、バルセロナ下部組織の逸材に強い関心寄せる

写真:アーセナルをはじめ、複数のクラブから関心を寄せられるガリード ©Getty Images

アーセナルが、バルセロナのBチームに所属するスペイン人MFアレイクス・ガリードに強い関心を示しているという。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が報じている。

ガリードは現在19歳で、バルセロナのアカデミーで最も注目を集める逸材の一人とされている。今年4月にはラ・リーガ第27節のエルチェ戦でスペイン代表MFアンス・ファティとの交代出場でピッチに立ち、トップチームデビューを飾っている。現在の契約は2025年6月までで、契約解除金は4億ユーロ(約622億150万円)という破格の金額に設定されている。

バルセロナのシャビ監督は4月に彼をデビューさせた際、「本当はもっと早くトップチームの試合に招集するつもりだったが、足首のケガに苦しんでいたためできなかった」と語っており、また将来的にはトップチームに彼を昇格させたい意向も示している。

そのため今夏に移籍する可能性は限りなく低いが、彼に対してはアーセナルをはじめとする複数のクラブが関心を示し、バルセロナでの状況を常に注視しているという。

アーセナルとしてはウェストハムに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスの獲得を最優先事項としており、彼に対する最初のオファーをウェストハムに拒絶された後、1億ポンド(約181億8440万円)に金額を上方修正してさらなるオファーを提示しているとされている。

それでも、クラブの将来を考えると若い選手の確保は必須となっていて、ガリードはその条件に適した選手だという。

また、バルセロナの中盤にはガリード以外にもガビとペドリのスペイン代表コンビ、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングなどがおり、現状でガリードの優先順位がそれほど高くない点もアーセナルにとっては有利な点と言えるだろう。

アーセナルは過去にも元スペイン代表MFセスク・ファブレガスや元スペイン代表DFエクトル・ベジェリンなどをバルセロナのアカデミーから“青田買い”してきた。その歴史が再び繰り返されることになるのだろうか。

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