ブライトン、元英代表MFミルナーの獲得を正式発表

写真:契約満了でリヴァプールを退団し、ブライトンに加わることになったミルナー ©Getty Images

日本代表MF三笘薫が所属するブライトンは、リヴァプールから元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーを完全移籍で獲得したことをクラブ公式HPで発表した。契約は1年間で、プラス1年間の延長オプションが付帯されている。リヴァプールとの契約は2023年6月30日で満了を迎えるため、移籍金は発生しない。

ミルナーは現在37歳。リヴァプールでは8シーズンを過ごし、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ、FAカップ、FIFAクラブワールドカップなど様々なタイトル獲得に貢献した。

ミルナーの加入決定を受け、チームを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督は「ジェイムズを迎え入れることができて非常にうれしく思う。彼は我々にとって素晴らしい戦力になってくれるはずだし、我々がより高いレベルに到達するための力になってくれるだろう」と歓迎のコメントを発している。

また、リヴァプール時代のチームメートだった元イングランド代表MFアダム・ララーナは次のようにミルナー加入の影響や期待を語っている。

「ジェイムズは長年にわたってプレミアリーグでプレーし、プロフェッショナリズムという言葉を具現化したような選手だ。ブライトンにはすでにベテランのプレーヤーが何人かいる。ルイス・ダンクやパスカル・グロス、ダニー・ウェルベック、ジェイソン・スティールは全員が30代で、他の選手たちをサポートしている。そこにジェイムズが加わり、サポートする力はさらに強くなるだろう。ブライトンのようにチームに8人から9人の優秀なベテランがいれば、それは成功へのカギになるはずだ」

また、ミルナー自身もコメントを発している。彼は「幸運なことにいくつかのオファーをもらった」としつつ「ブライトンからのオファーには本当に興奮した。このクラブが短期的、あるいは長期的に歩んできた道のりを見るにつけ、本当に強い印象を受けたんだ」とコメント。さらにデ・ゼルビ監督のことも絶賛しつつ、新天地での意気込みを語っている。

「ブライトンのサッカーは傑出している。素晴らしい選手たちがそろっており、エキサイティングな監督が率いている。ロベルト(デ・ゼルビ監督)とはすでに会話を交わしている。非常に情熱的で、前向きで、素晴らしいチームを作り上げている。自分の手腕に自信を持っており、そしてチームを愛している。彼の下で自分の知識と経験をさらに上積みしたいと思っているよ」

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