地域の魅力発信に 三野屋菓子店 無印とコラボ新商品開発 イベント会場で販売

 上越市中央1の三野屋菓子店は、「無印良品 直江津」とコラボレートした商品を発売する。原料となるのは、同店社員が安塚区の棚田で栽培したコシヒカリの米粉。地域のコミュニティーセンターと地元店、また中山間地と中心市街地がコラボレートすることで、にぎわい創出や地域産品の魅力の発信につなげたい考えだ。
 無印良品直江津は2021年から、安塚区上船倉の棚田の活用を目的に、雪室棚田米の生産者である「雪のふるさとライステラス安塚」の協力を得て米作りを開始。今年で3年目となる。
 三野屋菓子店代表社員の重原稔さん(51)は、上越地域の財産である棚田で作られたコメを原料に、昔ながらの製法で商品を提供することで、地域の魅力を発信する一助にしたいと商品を開発。正油(しょうゆ)だんご、どら焼き、ペンギンサブレの3商品で、いずれもやすづか雪むろ棚田米の米粉が使われている。
 商品は直江津菓子組合のブースで、18日に同市中央2、3の三・八の市会場で開かれる「朝市スイーツまつり」、24日に開かれる上越市立水族博物館「うみがたり」のオープン5周年記念イベントで、同館特設会場と直江津駅前通りの互の市広場で販売される。

無印良品直江津のスタッフが米作りに取り組んでいる棚田(提供写真)

© 株式会社上越タイムス社