イブラヒモビッチの最高のチームメイト…から除外されたとんでもない選手11人

先日現役引退を発表したズラタン・イブラヒモヴィッチ。それに合わせて、彼自身が選んだチームメイトのベストイレブンが話題になった。

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今回は『planetfootball』から、「ズラタン・イブラヒモヴィッチがチームメイトベストイレブンに選ばなかったとんでもない同僚たち11人」をご紹介する。

GK:マイク・メニャン

国籍:フランス

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:ミラン

イブラヒモヴィッチは不思議なことにダビド・デ・ヘアとジュリオ・セーザルの名前をサブメンバーに加え、前者を横線で消していた。

この二人を外すとすればミランでいま最もキャリアの頂点を極めているフランス代表のGKマイク・メニャンだ。2021-22シーズンのスクデット獲得においてセンセーショナルな存在となった。

右SB:ハビエル・サネッティ

国籍:アルゼンチン

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:インテル

インテルのレジェンドであるアルゼンチン人サイドバック、ハビエル・サネッティ。2006年から2009年にかけて、インテルで3年連続のスクデットを獲得した。

サネッティ自身もイブラヒモヴィッチのことを「彼はなんと素晴らしい男なのか。素晴らしい人格を持っていて、変化を生み出すことができる人物なんだ」と振り返っている。

CB:ワルテル・サムエル

国籍:アルゼンチン

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:インテル

サネッティと並んでインテル黄金期の重要な一因だったアルゼンチン人センターバック。イブラヒモヴィッチ退団後にはチャンピオンズリーグ、セリエA、コッパ・イタリアの三冠を獲得した。

そのチャンピオンズリーグ準決勝ではイブラヒモヴィッチが所属するバルセロナと対戦し、マッチアップ。見事に抑え込む活躍を見せ、インテルを勝利に導いている。

CB:カルレス・プジョル

国籍:スペイン

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:バルセロナ

ジョゼップ・グアルディオラもイブラヒモヴィッチも、おそらくバルセロナでの1年については「うまく行かなかった」と回想することだろう。ただそれは悪いことばかりではなかった。バルセロナはリーガを制覇し、イブラはエル・クラシコでゴールを決めた。

イブラ自身もチャビ・エルナンデスとリオネル・メッシを最高の同僚イレブンに入れている。さらに加えるとすれば、その当時キャプテンを務めていたカルレス・プジョルであろう。

左SB:クリスティアン・キヴ

国籍:ルーマニア

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:アヤックス、インテル

2つのクラブでイブラヒモヴィッチとともにプレーしたルーマニアの名ディフェンダー。ベストイレブンではマクスウェルが選ばれたが、キヴも同じように彼と長く友情を築いた選手だ。

2007年にインテルがローマからキヴを獲得した時、イブラヒモヴィッチは「彼は素晴らしいディフェンダーだ。我々にとって非常に重要な存在になるだろう」と語っていた。

DMF:セルヒオ・ブスケツ

国籍:スペイン

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:バルセロナ

イブラヒモヴィッチはバルセロナでのチームメイトを二人、チャビ・エルナンデスとアンドレス・イニエスタをベストイレブンに選んだ。そしてカルレス・プジョルを前述したが、セルヒオ・ブスケツももちろんこの中に入るべきだ。

ブスケツ自身もイブラヒモヴィッチについて「個人的に言えば彼は素晴らしい男だよ。スポーツの観点から言えば、バルセロナで彼がベストを尽くせなかったことは明らかだし、監督も彼を頼りにしていなかった。メッシを中心にしたがっていたからね。イブラとメッシのコンビは素晴らしいものになりそうだったけどね」と話している。

CMF:ポール・ポグバ

国籍:フランス

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:マンチェスター・ユナイテッド

ポグバとイブラヒモヴィッチがふたりとも万全でともにプレーしたのは1年だけだった。2016-17シーズンのイブラヒモヴィッチは公式戦28ゴールを決め、ポグバもマンチェスター・ユナイテッドでようやく本領を発揮しそうだった。

しかしながら結局イブラヒモヴィッチは怪我のために長期離脱してしまい、ポグバも失速。両者のコンビを見られた時間は短かった。非常に残念なことだった。

CMF:ウェスレイ・スナイデル

国籍:オランダ

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:アヤックス

インテルのレジェンドである二人であるが、実はそこで一緒だったわけではない。イブラヒモヴィッチがバルセロナに去ったあと、スナイデルがレアル・マドリーからやってきた。入れ替わりだったのだ。

ただ、この二人は2000年代初頭のアヤックスで素晴らしい活躍をした。ファン・デル・ファールトやミド、ナイジェル・デ・ヨングらとともに若いチームの中心となり、エールディビジのスターとなっていた。

右WG:アンヘル・ディ・マリア

国籍:アルゼンチン

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:パリ・サンジェルマン

ディ・マリアがパリ・サンジェルマンに加入したのは2015年。したがってズラタン・イブラヒモヴィッチとは1シーズンしかともにプレーしなかったが、そのコンビネーションは間違いなく一級品であった。

「こんなに大柄であるにもかかわらず、イブラのすべての動きはあまりに優れていた。最初の日から驚かされたよ」とディ・マリアは語っており、そのシーズンだけで彼は18アシストを記録。イブラは公式戦50ゴールを決め、クラブは国内三冠に輝いた。

左WG:ティエリ・アンリ

国籍:フランス

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:バルセロナ

2009-10シーズンのバルセロナでともにプレーしたイブラヒモヴィッチとアンリ。お互いにベストな状態ではなかった。前者はグアルディオラ監督とうまく行かず、後者はこのシーズンを最後にアメリカへと去っている。

しかしそれでもこの二人が共演したということはあまりにも偉大である。バルセロナ以外のクラブでコンビを組んでいたらどんなことになっていたか、誰もが想像してしまうほどだ。

FW:エディンソン・カバーニ

国籍:ウルグアイ

イブラヒモヴィッチとともにプレーしたチーム:パリ・サンジェルマン

カバーニとイブラヒモヴィッチはパリ・サンジェルマンで3シーズンをともにした。そして二人で通算202ゴールを叩き込んだ。そして3連続でのリーグタイトルを獲得した。イブラヒモヴィッチがいたためにカバーニは本職ではない左サイドをこなし、チームのために戦っていた。

ただ、イブラとLAギャラクシーで同僚だったDFミカエル・シアニによれば「イブラは、キャリアの中で憎むほどうまく行かなかったのは3~4人だけで、その中にカバーニが入っていると話していた」とのことで、実際ピッチ内以外では仲が良くなかったという。

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