SL大樹3両そろい踏み 下今市駅にファン500人

SL3両の写真を撮影する参加者

 【日光】東武鉄道はこのほど、今市の下今市駅構内のSL機関庫でSL「大樹(たいじゅ)」3両の撮影会を開いた。同機関庫に3両がそろう初の機会とあり、鉄道ファンら500人以上が駆け付けた。

 従来の「C11形207号機」と「C11形325号機」のほか、昨年7月に「C11形123号機」が加わって3両体制となった大樹。それぞれ検査や修理で同機関庫を離れることがあり、3両がそろうことはこれまでなかった。

 今回、タイミング良く5日間にわたり勢ぞろいすることとなり、同社はファンに楽しんでもらおうと撮影会を企画した。10~15分の撮影時間を割り当てられた参加者たちは、普段は立ち入れない機関庫前のエリアで、さまざまなアングルを試しながら記念撮影などを楽しんだ。

 朱色の「DE10形1099号機」と青い「DE10形1109号機」のディーゼル機関車2両や、客車1両も展示。会場限定グッズの販売や制服体験ブースもあり、参加者はSL撮影後もグッズを買うなどしてイベントを満喫していた。

 母親と訪れた倉ケ崎新田、竹鼻太一(たけはなたいち)ちゃん(5)は「207のライトがかっこよかった。良い写真が撮れた」と笑顔で話した。

写真撮影を楽しむ参加者

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