アリクイ赤ちゃん公開開始 那須どうぶつ王国 親子で仲むつまじく

母親「ベティ」の背中に寄り添う「フーフー」

 栃木県那須町大島の「那須どうぶつ王国」で15日、5月に誕生したミナミコアリクイの雄の赤ちゃん1頭の一般公開が始まった。愛称は、飼育員が名付けた「フーフー」。同園でミナミコアリクイが生まれたのは3年ぶり。

 ミナミコアリクイは有毛目アリクイ科の哺乳類で、南米の森林地帯などに生息する。フーフーは5月15日に誕生し、10日時点の体長は30センチ、体重は約970グラム。同園によると、1年ほどで成体と同じ体長約90センチ、体重約8キロにまで成長する。

 フーフーは母親「ベティ」の背中に乗り、親子そろってくつろぐ姿を見せた。来園者は仲むつまじい2頭の様子に目を細め、写真を撮るなどして癒やされていた。

 千葉県、会社員滝沢(たきざわ)ちひろさん(40)は「赤ちゃんが母親にしがみついている様子や、頭の白い毛がかわいい」と笑顔で話した。

 同園では12日、シマスカンクの赤ちゃん3頭の一般公開も始まっている。

母親「ベティ」の背中に乗る「フーフー」

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