ロシア、ウクライナ和平に懐疑 南アなど早期停戦を提案

ロシア北西部サンクトペテルブルクで会談したプーチン大統領(左)と南アフリカのラマポーザ大統領=17日(タス=共同)

 ロシアのプーチン大統領は17日、北西部サンクトペテルブルクで南アフリカのラマポーザ大統領、セネガルのサル大統領らアフリカ諸国の首脳と会談した。ウクライナ侵攻を巡って早期停戦と外交的解決を求めるアフリカ側に対し、プーチン氏は「交渉を拒んでいるのはロシアではなくウクライナだ」と述べて和平交渉に懐疑的な見方を明らかにした。

 食料価格の高騰に苦しむアフリカ側は、ウクライナ産穀物の黒海を通じた輸出に関するロシア、ウクライナ、トルコ、国連の4者合意の延長を要請。プーチン氏は「貧困国に届いたのは約3%で、問題解決にならない」とし、7月中旬以降の延長に否定的な考えを示した。

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