バイデン氏「女王陛下万歳!」 演説で唐突に、衰え懸念

バイデン米大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】「女王陛下万歳!」。バイデン米大統領(80)が16日、銃規制に関する集会で演説した際、唐突にこう叫んで波紋が広がっている。英国でエリザベス女王(昨年9月に死去)をたたえる際に使われた言葉だが、王室のない米国ではなじみがない。バイデン氏は言い間違いが多く、高齢による衰えへの懸念に拍車がかかりそうだ。

 バイデン氏は東部コネティカット州で開かれた集会で、銃規制強化に取り組むと訴えた。聴衆に記念撮影しようと呼びかけた後「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」と叫んで締めくくった。

 ホワイトハウスのダルトン副報道官は「聴衆の誰かに叫んだものだ」と釈明した。

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