「うまいもん市」始まる 青森県つがる市 市総合体育館敷地で10月まで月1回

魚介類を買い求める人たちでにぎわう会場

 青森県つがる市の「うまいもん市」が15日夕方、市総合体育館(伊藤鉱業アリーナつがる)の敷地で始まった。夏、秋に同市木造地区の中心商店街で毎月開催されていた朝市の開催時間、場所を見直した行事。初回から旬の野菜や鮮魚などを買い求める来場者でにぎわった。10月まで月1回行う。

 市商工会うまいもん市実行委が主催し、きづくり商店街振興会が協力した。実行委によると、中心商店街は広い駐車場が少ない上、両側に店舗が並ぶ目抜き通りを多くの来場者が行き来することで、交通事故の懸念があった。仕事帰りに足を運べる夕方の開催を望む声もあった。駐車場を含め広い敷地がある同体育館が今年完成したことも、見直すきっかけとなった。

 15店舗が出店しネギ、レタス、メバル、イカなど地元や周辺地域の農水産物を安価で提供。十三湖産シジミ貝のすくい取りコーナーは行列ができ、来場者はくじで引き当てた大きさのスコップ、ひしゃくでシジミ貝をすくった。

 五所川原市の横山智之さん(48)は「シジミ貝のすくい取りが面白かったし、サザエも買って満足。また来てみたい」と話した。

 今後は7月20日、8月17日、9月21日、10月19日に開催する(いずれも午後4~7時)。

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