バーディなしで足踏み 畑岡奈紗はメジャー前ラスト18ホールへ「何かをつかんで」

バーディなしの「74」で後退(撮影/亀山泰宏)

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 3日目(17日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

伸ばし合いのムービングデーの中、畑岡奈紗は5番(パー3)でボギーが先行した。「普通は外す距離じゃないんですけど…」。短いパーパットを決められずに波立つ心を整えてすぐにチャンスメークしたが、バーディパットが惜しくもカップに消えてくれない。「そういったところで決められないのが、流れをうまく変えられない最近のゴルフなのかな」と肩を落とす。

折り返しの9番、返しは距離こそないものの、かなり慎重にラインを読む微妙なパーパット。これを外して迎えたバックナインはショットで思った距離感を出せず、パッティングになおさら負担がかかった。前半の2ボギーでこらえても、バーディなしの「74」で24位から通算4アンダーの49位に後退した。

次週以降のメジャーにつながる戦いをできるか(撮影/亀山泰宏)

「特に後半はめちゃくちゃなゴルフ。よくあそこまで拾えたなと思います」と言いつつ、粘り腰を喜ぶわけにもいかない。ショットの修正を急ぐ先に見据えるのは、最終日だけでなく次週以降に続いていくメジャーの舞台。「やっぱり何かをつかんで、来週以降の試合につなげていきたい。もともと相性のいいコースだったので、うまくきっかけをつかめたら」と必死に顔を上げた。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)

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