R・マドリードを退団したアザールの去就、選択肢は3つ

写真:レアル・マドリードとの契約を解除したアザールの決断は…… ©Getty Images

2024年6月まで残っていたレアル・マドリードとの契約を1年間前倒しで解除し、退団することになった元ベルギー代表MFエデン・アザール。スペイン『アス』紙電子版によると、現状で彼の去就に関する選択肢は3つあるという。

アザールはレアル・マドリードとの契約を解除したため、移籍金が発生しないフリートランスファーで他のクラブと契約できる。そして現在、彼が検討している選択肢の1つがアメリカMLSのクラブへの移籍である。

ヨーロッパで浴びていたスポットライトからは遠ざかり、プレッシャーや要求の少ないリーグでキャリア晩年を過ごすのは悪くない選択肢と言えそうだ。

また、彼の母国であるベルギーリーグで晩年を送る選択肢もあるという。この場合、移籍先の有力候補とされているのは2022-23シーズンの同国2部リーグを制し、2023-24シーズンは1部で戦うことになったRWDモレンベークというクラブで、同クラブには現在、アザールの弟の1人であるベルギー人FWキリアン・アザールが所属している。

アザール自身、14歳の時にベルギーを離れてリールの下部組織に加入し、同クラブでトップチームデビューを飾ったため、ベルギーリーグでプレーした経験はない。キャリアの最後に母国でプレーするというのも実現可能な選択肢だろう。

さらに、現役引退という道もある。32歳という年齢を考えると早すぎる印象も受けるが、レアル・マドリードでは度重なるケガの影響で満足にプレーできなかったこともあり、キャリアの続行に不安を感じていても不思議ではない。

また、彼自身は引き続きマドリードで生活したいと望んでいるそうで、その理由は家族にあるという。彼は夫人や5人の子どもとマドリードで生活しているが、家族全員が当地での生活を気に入っているそう。アザール自身も事あるごとにマドリードでの快適な生活について言及しており、家族との生活を最優先させるために現役を退く可能性もあるという。

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