宇都宮環状線(宮環)などを巡るランニングイベント「ミヤラン2023」(同実行委員会主催)が4日、宇都宮城址(じょうし)公園を発着点に開かれた。ユニオン通り、オリオン通りが4年ぶりにコースとなり、ランナーたちは晴天の下、街なかの商店街を快走した。
12回目を迎えた今回は、「ミヤラン」「ハーフミヤラン」など4部門に計約700人が参加。200人ほどがボランティアとして協力した。
新型コロナウイルス禍が落ち着いたことから、両通りがコースに復帰。通りを駆け抜けるランナーに向かって、沿道の商店主や買い物客らが「頑張ってください」と声をかける姿も見られた。参加者は、同イベント名物の「給スイーツポイント」でスイーツを味わいながら、思い思いのペースでランニングを楽しんだ。
小学生とその親がペアで参加する「ちびミヤラン」も4年ぶりに実施された。50組ほどが参加し、同公園内に設けられた1周730メートルの“小さな宮環”を2周。2カ所の「給スイーツポイント」も設けられた。清原北小4年斉藤瀬奈(さいとうせな)さん(9)は父の裕行(ひろゆき)さん(36)と初めて参加。「疲れたけど、お父さんと一緒に走れて楽しかった」と額の汗を拭った。
実行委事務局長の牧英里(まきえり)さんは本来の形に戻ったイベントを振り返り「商店街とも一体になり、街なかを活性化できたのでは」と総括した。