初夏の宵闇にホタルの舞い 鹿沼で25日ごろまで

ほのかな光を放って乱舞するホタル(4枚の写真を比較明合成)

 【鹿沼】中粕尾の「和田用水ホタルの里」で用水路沿いをゲンジボタルが飛び始め、幻想的な明滅が夜の農村に初夏の光景を作り出している。

 同所は地元住民でつくる「中粕尾水と緑の会」などが整備を担っている。粕尾城址(じょうし)西側ふもとの用水路沿いにホタルが生息。今年は例年より1週間ほど早い今月初旬に飛び始め、25日ごろまで楽しめるという。

 7日は午後7時半ごろからホタルが飛び始め、30分ほどで乱舞のピークを迎えた。カエルの鳴き声が響く宵闇を思い思いに飛び回っていた。同会は「ホタルは強い光を嫌うので周辺への車の乗り入れは控えてほしい」と呼びかけている。入場無料。

 (問)同会0289.83.0846。

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