「この瞬間涙出てきた」悪性リンパ腫からの復帰!今治FWセウントイェンスが1年ぶりにJのピッチへ「帰って来てくれてありがとう」「おかえりなさい」

[写真:©︎J.LEAGUE]

FC今治のオランダ人FWラルフ・セウントイェンスが復活を遂げた。

【写真】悪性リンパ腫を乗り越え、1年ぶりに復帰した今治セウントイェンス

セウントイェンスは2022年にNACブレダから今治へ加入するも、同年5月10日に内科系の疾患ために帰国。後に悪性リンパ腫と診断された。

治療の甲斐あって年明け1月には寛解が報告され、復帰へ向けてのリハビリを開始。そして17日、アウェイで行われた明治安田生命J3リーグ第14節のテゲバジャーロ宮崎戦にて待望のベンチ入りを果たすと、1-1で迎えた85分、楠美圭史に代わってついにピッチへと戻ってきた。

来日初ゴールを挙げた2022年5月4日以来となる公式戦の舞台。投入直後には惜しいヘディングシュートも放つなど、見せ場を作った。

およそ1年ぶりの復帰について、「自分の感覚的にはすごく気分が良くて、ゴールも決められそうな場面もあったが、決められなかった。個人的にはうれしく思っているし、短い時間だったが、良いスタートじゃないかなと思っている」と、試合後にJリーグ公式サイトが伝えている。

高木理己監督も「言葉で言い表せない、すごいことだなと思っています」と感慨の言葉を残している。復活を遂げたストライカーは「みんなもっと一丸となって、アウェイでも勝点を持って帰れるように、ホームでは勝点を残せるようにしていかないといけない」と、早くも勝負にこだわる姿勢を示す。勝利はもちろんのこと、復活のゴールも待ち遠しい。

ファンも「帰って来てくれてありがとう」、「ラルフおかえりなさい」、「この瞬間涙出てきた」、「おめでとう」とコメント。復帰を喜んんだ。

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