2大会連続でW杯逃したイタリア代表、指揮官は成長を実感 「新たな道のりを歩み始めている」

[写真:Getty Images]

イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督がオランダ代表戦に向けた前日会見に臨んだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。

イタリア代表は16日、UEFAネーションズリーグ(UNL)準決勝でスペイン代表と対戦。開始早々に先制されたなか、11分にFWチーロ・インモービレのPK弾で追いついたが、試合終盤の88分に勝ち越し点を許し、1-2で敗戦となった。

この結果、18日に行われる3位決定戦でオランダ代表と対戦することに。前日会見に臨んだマンチーニ監督は決勝戦進出を逃したことに落胆しているような様子は見せず、チームが着実に成長している実感があることを窺わせた。

「今回はU-20ワールドカップ(W杯)などもあって何人かの選手を呼べず、多くの人々が知らないであろう若手たちも召集した。さらに、合宿初日にはアレッサンドロ・バストーニが体調を崩してしまってね。正直に言っていくつか問題を抱えているよ」

「我々はユーロ2020で素晴らしい成績を収めたチーム。唯一のネガティブな出来事がカタールW杯の欧州予選だったわけだ。ただ、我々は新たな道のりを歩み始めている。若い選手も増えたグループでUNLの最終段階(ベスト4)まで到達するのは容易ではないが、我々が到達したのは2回目だ」

また、オランダ代表戦では新エースとして期待されるアルゼンチン生まれのストライカー、24歳のFWマテオ・レテギを先発起用すると明言した。

「そうだ。明日は間違いなくスタメンだ。決勝まで行っていれば1人勝負(インモービレがスタメン)の予定だったが、選手たちは疲れている。とはいえ、重要な一戦であることに変わりはないよ。トロフィーは懸かっていなくとも、勝利のために全力を尽くす」

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