ドイツ代表デビューの21歳DFチャウ、ミランでの1年に言及 「この展開にはとても満足」

[写真:Getty Images]

ドイツ代表DFマリック・チャウがシャルケからミランへの移籍について語った。ドイツ『ビルド』が伝えた。

ユース時代はデュッセルドルフやレバークーゼン、ボルシアMGなどを渡り歩いたチャウ。2015年夏からはシャルケのユースに加わり、2019-20シーズンにトップチームデビューを果たしている。

シャルケのトップチームで通算61試合に出場した後、2022年夏に移籍金860万ユーロ(13億4000万円)でミランへと移籍。シーズン前半はそれほど出番を与えられなかったものの、チームの不調時に序列を上げ、後半戦は先発機会が増加。セリエAとチャンピオンズリーグ(CL)で計24試合に出場するなど、飛躍の年となった。

そんなチャウは16日に行われたポーランド戦で、ドイツ代表デビューを飾っている。試合は0-1で敗れてしまったものの、試合後にハンジ・フリック監督が「誰か1人を選ぶなら、非常に堅実で成熟したプレーを見せたマリック・チャウだ」「ハイライトの1人だった」とコメントするほどのパフォーマンスを披露。共にスタメンとして最終ラインを支えたアントニオ・リュディガーも「彼にとっては良い試合だった」「うまく持ち味を発揮した」と賛辞を贈っている。

当のチャウは、自国開催のEURO2024でスタメン出場したいという意思を明らかにしている。「それが僕の明確な目標だ」というコメントを残した。また、これを機にミランへの移籍も振り返り、予想以上のシーズンを送れたことへの満足感を示している。

「シャルケからイタリア王者に移籍しても、すぐにはプレーできないだろうと思っていたから、それほど困難ではなかった。だけど、この展開にはとても満足している。僕にチャンスを与えてくれたミランには、心から感謝しているよ」

ここまでは順調にステップアップを遂げている21歳のチャウ。ドイツ代表とミランでのさらなる活躍に期待がかかる。

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