人気絶頂で“消えた”イケメン俳優 米大作映画に久々出演していた

『パール・ハーバー』や『ブラックホーク・ダウン』などで知られる俳優のジョシュ・ハートネット(44)は、クリストファー・ノーランを「天才」映画監督と考えているという。ノーラン監督がメガホンをとる伝記スリラー映画『オッペンハイマー』にキリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモンらと共に出演するジョシュは、「バットマン」シリーズで一緒に仕事をする機会を拒んだことがあるものの、ノーラン監督と仕事をする経験を喜んでいるそうだ。

ジョシュはインディペンデント紙にこう語った。「天才的な映画製作者というのは、常に近くにいるもので、ある時、一緒に仕事をしたいと思ったんだ。そして、今、こうして一緒にいる」「彼が何年も経った今でも、私を一緒に仕事をしたい相手として見ていてくれたことは、本当に幸運だったと思う。私は、物事が意図したとおりにうまくいくことを信じているんだ」

またジョシュは、ノーラン監督の仕事への取り組み方にも感銘を受けているそうで、「クリス(ノーラン)には、携帯電話を持たせないというルールがある。携帯電話は禁止、遅刻も禁止。アシスタントも禁止。みんな対等な関係なんだ」と続けた。

『パール・ハーバー』など大ヒット大作映画に出演しているジョシュは、ノーラン監督の最も有名なフランチャイズ映画でバットマンを演じるのを拒否した当時は、自分のキャリアを別の方向に進めたかったためだと説明。「ワーナー・ブラザースがスーパーヒーロー映画の一つに出演するよう求めてきたんだ。クリス・ノーランがスーパーヒーロー映画の監督をしていた。彼に会って、そのことについて話をした。でもその時は、私にとって興味深いものではなかったんだ。私は多くの俳優とは違う道を歩んでいたんだよ」と明かしている。

ジョシュは以前のインタビューで、3作で1億ドル(約114億円)と言われるスーパーマン役のオファーを断わり、スポットライトから距離を置いて私生活に焦点を当てたことを明かしていた。

「当時『スーパーマン』を断ることは僕にとって明らかだった。トップの監督から役をオファーされていたんだ。でも『スーパーマン』はリスクだ。巨額のお金が関わっていたけど、それが全てだとは思わなかったから」と語っていた。

当時、ハリウッドを離れ、拠点を故郷のミネソタに移すことを疑問視されたジョシュだが、自らの生活を優先したことは正解だったと振り返っていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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