前回王者・広島がGS敗退…大混戦のB組は浦和が勝ち抜け! E組はG大阪が逆転首位突破【ルヴァンカップ】

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18日、YBCルヴァンカップ・グループステージ最終節(第6節)の全10試合が各地で行われた。

ルヴァンカップグループステージ順位表

今節でプライムステージに進出する8チームが出揃うルヴァンカップ。すでにAグループでは横浜F・マリノス、Cグループでは名古屋グランパスが突破を決めている。

◆Aグループ

その横浜FMは敗退が決定済みのサガン鳥栖とホームで対戦。24分に西村のPK弾で先制すると、西村は後半立ち上がりの49分にも追加点をマークする。その後も途中出場の宮市、植中、吉尾ら3人で4ゴールを追加し、6-1の圧勝に。首位突破が決定した。

他会場では2位・北海道コンサドーレ札幌が3位・ジュビロ磐田と対戦し、2-3の逆転負け。それでも、札幌は勝ち点「10」とし、各グループ2位のうち成績上位3チームが突破という条件を満たしたため、2位で突破を決めている。

◆Bグループ

大混戦のBグループは最終節1試合を残し、首位・浦和レッズ、2位・清水エスパルス、3位・湘南ベルマーレ、4位・川崎フロンターレという順位。いずれも突破、敗退が決まっていないなか、清水vs浦和、湘南vs川崎Fが行われた。

清水vs浦和は33分、北川の見事なコントロールショットで清水が均衡を破るも、浦和も49分に明本のゴールで追いつく。しかし、どちらも2点目は奪えず、1-1のドロー決着となった。

湘南vs川崎Fは開始6分で試合が動く。大橋の左足弾で湘南が先制すると、大橋は59分にもヘディング弾を叩き込む。しかし、川崎Fも73分に瀬古、88分に山田がネットを揺らし、終了間際の90+4分には遠野が劇的逆転ゴールを決め、3-2で勝利した。

この結果、Bグループは浦和、清水、川崎の3チームが勝ち点「8」で並ぶも、首位をキープした浦和のプライムステージ進出が決定。川崎Fと清水はグループステージ敗退となった。

◆Cグループ

すでに突破を決めている名古屋はホームで2位・サンフレッチェ広島と対戦。37分に和泉が先制点を決めると、68分には途中出場の石田が追加点をマークする。その後、広島に1点を返されたが、2-1で逃げ切って首位突破を決めた。前回王者の広島は2位をキープも、勝ち点「9」でグループステージ敗退となった。

もう1試合は3位・ヴィッセル神戸vs4位・横浜FC。神戸は開始早々に尾崎が一発退場し、いきなり数的不利となったなか、8分にジェアン・パトリッキのゴールで先制に成功する。しかし、20分、30分と横浜FCの山下にゴールを許し、後半も追加点を献上を献上。1-3の逆転負けとなった。

◆Dグループ

Dグループでは引き分け以上で首位突破の決まる首位・アビスパ福岡がアウェイで4位・柏レイソルと対戦。12分にウェリントンが先制点を決めると、この1点を守り抜き、1-0で勝利した。

一方、2位・鹿島アントラーズは3位・アルビレックス新潟と対戦。前半序盤の3分、12分に仲間、染野がゴールを決めると、2点のリードを保ったまま試合をシャットアウトし、2-0で勝利している。勝ち点「10」の鹿島は2位でプライムステージ進出を決めた。

◆Eグループ

4位・セレッソ大阪と2位タイ・ガンバ大阪による大阪ダービー。G大阪は37分に半田のゴールで先制すると、この1点を守り抜き、1-0の勝利。勝ち点「10」でFC東京と並んだが、直接対決の成績で逆転首位となり、ベスト8進出を果たしている。

首位・京都サンガF.C.はホームで2位タイ・FC東京と対戦。先制ゲームを追いつかれ、後半に入ったFC東京だが、3-1で振り切った。勝ち点同数のG大阪に当該間成績で及ばすだったが、各グループの成績上位3位以上に滑り込み、プライムステージ進出を決めた。

プライムステージ進出の全8チーム

横浜F・マリノス、北海道コンサドーレ札幌、浦和レッズ、名古屋グランパス、アビスパ福岡、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、FC東京

第6節の試合結果

◆Aグループ

北海道コンサドーレ札幌 2-3 ジュビロ磐田

横浜F・マリノス 6-1 サガン鳥栖

◆Bグループ

湘南ベルマーレ 2-3 川崎フロンターレ

清水エスパルス 1-1 浦和レッズ

◆Cグループ

名古屋グランパス 2-1 サンフレッチェ広島

ヴィッセル神戸 1-3 横浜FC

◆Dグループ

鹿島アントラーズ 2-0 アルビレックス新潟

柏レイソル 0-1 アビスパ福岡

◆Eグループ

京都サンガF.C. 1-3 FC東京

セレッソ大阪 0-1 ガンバ大阪

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