ポイントは5つ!仕事を辞めるか迷ったら確認したいこと

今の仕事を続けたほうがいいのか、辞めたほうがいいのか。

そのタイミングがいまひとつわからず、「このままでいいのかな……」と悩みながら、仕事をしている人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、仕事を続ける・辞めるタイミングについて、ひとつの目安になりそうなポイントを挙げてみました。

自分のキャリアビジョン、現状などから考える際の参考にしてみてくださいね。

仕事の進退で悩んだら参考にしたいポイント5つ

1: 職場環境は適正か

まずは、今の職場の労働環境や労働条件を冷静に振り返ってみましょう。

給与は? 一日の労働時間は? 週と月の休日日数は? 残業時間はどうでしょうか?

たとえば、休日出勤ばかりさせられて休みが少なく、プライベートの時間が取れない。給与が少なく、生活が厳しい。

そうした場合は、より良い条件の職場を見つけて転職する価値がありそうです。

逆に給与は人並みにもらえて、残業も少なく定時で帰れる。仕事はハードだけど、人間関係が良好だから頑張ろうと思える。

そのような場合は、いまの職場は好条件である可能性があり、続けるメリットが大きそうです。

今の仕事のメリットとデメリットを天秤にかけて考えられると、冷静に見えてくるものがあるかもしれません。

2: 仕事に求めることは何か

今の仕事を続けることで、自分の身になるものはあるでしょうか? たとえば、自分の将来設計に向けたキャリアが積めているか。取りたい資格に向けた実務経験が得られるとか。

逆に仕事をしていて、将来性を感じられない。毎日同じことの繰り返しで、仕事に楽しやスキルアップの可能性を見出せない。

そんな状態では、より益になる仕事や職場に転職したほうが、今後の自分のためになるかもしれません。

自分が仕事に何を求めているのか。遣り甲斐なのか、生活をするための糧と割り切ったものなのか。この辺りの見極めも、自分が仕事や職場に求めることが見えてきそうです。

3: 心身状態は健康か

自分の健康状態から、今の仕事を続けられそうかどうかを判断できる場合もあります。

体調を崩すことが多く体に支障をきたしているなど、仕事が原因で心身状態に悪影響をもたらしているなら、心身が楽できる仕事、職場に変えたほうがいいかもしれません。

気持ちはあっても体がついてこなければ、仕事を続けることは現実的に難しいもの。

また無理をしてまで、体を害してまで仕事をする必要はないと思います。自分の心身を案じて、仕事をすることを第一優先にしましょう。

辞めるとなると、あとのことや周りの人のことがあれこれと気になってしまいますが、まずは自分を大切にしてあげてくださいね。

4: 自分がやりたい仕事か

今の仕事が、果たして自分が本当にやりたかった仕事なのか。仕事をしていて、楽しみや遣り甲斐を感じられるかどうか。

これはいずれも、仕事のモチベーションにつながる大事な部分だと思います。

時間とともに、自分のやりたいことが変わってくる可能性もあります。

やりたいことや好きなことがあると、辛いことがあっても、踏みとどまったり忍耐できたりするものです。

一度自分の仕事に対する熱量や想い、ビジョンなどを整理できるといいかもしれません。

5: 人間関係は良好か

勤め人である以上、人間関係はどこでもついて回ります。

職種によって、人間関係の濃さ薄さは違うかもしれません。しかし、仕事について気軽に相談し、話せる人が身近にいるかどうかの違いは、とても大きいでしょう。

職場や会社から大切にされているかどうかも、大事なポイントですね。

見習える人がいる、学べる人がいる、一緒に仕事ができて楽しい人がいるなど、人間関係から今の仕事を続けるか辞めるか、見えてくるものは多いでしょう。

仕事は人生、生活の基盤であり、だからこそ悩みは尽きませんね。しかし、悩みすぎることなく自然な流れに身を任せることも大事なことです。

ふと悩んでしまった際は、ぜひ冷静に見極めるポイントとして、参考にしてみてくださいね。

(mimot.(ミモット)/ 柚木深 つばさ)

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