チェルシーMFハヴァーツがアーセナルと条件面で個人合意? 問題は移籍金交渉か

[写真:Getty Images]

チェルシーのドイツ代表FWカイ・ハヴァーツ(24)だが、代表活動終了後にもアーセナル行きが決まる可能性が高いようだ。

レバークーゼンの下部組織出身で、その名を挙げたハヴァーツは、2020年9月にチェルシーへと完全移籍する。

2シーズンにわたってプレミアリーグでプレーし、チェルシーでは公式戦139試合に出場し32ゴール15アシストを記録。今シーズンも公式戦47試合で9ゴール1アシストという結果を残した。

1年目ほど結果を残せず、苦しいチームと同様に数字が伸び悩んだハヴァーツ。クラブは前線の選手を大量に獲得し、指揮官も交代になったことから来シーズンはどういう扱いになるのか不透明な状況だ。

加えて、クラブは財政難であり、夏に選手を売却しなければいけない状況。2025年夏までの契約を残す中、今夏の移籍が浮上。アーセナルが強い関心を示している。

今夏はウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのエクアドル代表MFモイセス・カイセドを狙っているアーセナルだが、アタッカー陣の補強にも動いており、ハヴァーツはうってつけの存在と考えられている。

イギリス『フットボール・ロンドン』によれば、7000万ポンド(約127億3000万円)という値札がついているハヴァーツだが、チェルシーも黙ってフリーで移籍されては困る状況。資金を生み出すために、値下げして売却する可能性もゼロではない。

一方で、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、ハヴァーツはアーセナルとの条件面で個人合意しているとのこと。クラブからゴーサインが出れば、すぐにでもアーセナルに合流したいと考えているようで、インターナショナルマッチーウィーク明けにも、実現する可能性があるとしている。

とはいえ、移籍金が高額すぎであり、他の選手にも資金を使いたいアーセナル。チェルシーとのクラブ間合意はどこで落ち着くだろうか。

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