自転車マナー向上推進を 唐津署 唐津南高をモデル校に指定

自転車マナーアップモデル校の横断幕を手にする生徒ら=唐津市の唐津署

 唐津署は自転車のマナー向上を推進する本年度の「自転車マナーアップモデル校」に唐津南高を指定した。生徒会を中心に自転車通学者への安全啓発に取り組む。

 交付式では、諸泉孝俊署長がともに3年で生徒会長の坂井優介さん、副会長の宮崎美妃(みひ)さんに指定書と横断幕を手渡した。諸泉署長は「元気に高校生活が送れるように地域の模範となってほしい」とあいさつした。

 同校は生徒の約3割が自転車通学しており、坂井さんは「危険な乗り方をしていないかを学校の近くで確認したい。学校一丸となってマナーアップに取り組む」と話した。

 同署管内では昨年、自転車が関係する事故が42件発生。今年は5月末現在、14件発生し、高校生が絡んだ事故は3件あった。県内では、三養基、佐賀工業、佐賀学園、伊万里、嬉野高塩田校舎もモデル校の指定を受けている。(松岡蒼大)

諸泉孝俊署長から指定書を受け取る生徒会長の坂井優介さん(左)=唐津市の唐津署

© 株式会社佐賀新聞社