「泥んこ運動会」山あいに歓声 市村自然塾九州、子どもたち熱戦

泥だらけになりながら棒を引き合う子どもたち=鳥栖市河内町

 農作業など自然体験活動に取り組む鳥栖市河内町の「市村自然塾九州」(柴田暢雄代表理事)で10日、田んぼでスポーツを楽しむ「泥んこ運動会」が開かれた。頭から泥をかぶって棒引きやリレーを楽しむ子どもたちの歓声が、山あいに響いた。

 小学4年から中学1年までの女子17人が参加。棒引き、ドラム缶レース、泥スキー、リレーの4種目で争った。紅白に分かれて行われた棒引きでは、泥しぶきを上げながら竹を引き合い、真剣勝負を繰り広げた。

 初めて参加した鳥栖西中1年の下橋優里さんは「われを忘れて全力で楽しめた。こんなに汚れて遊ぶことは普段できないので、貴重な体験になった」と笑顔を浮かべた。

 自然塾では、野菜作りや宿泊体験などを通して、規律性や自主性などを育む。男子参加者の泥んこ運動会は3日に実施した。(井手一希)

泥だらけになりながらドラム缶を転がす子どもたち=鳥栖市河内町

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