ウルヴスに所属するポルトガル代表MFルベン・ネヴェスの移籍について、ウルヴスとサウジアラビアのアル・ヒラルの間でクラブ間合意に達したという。スポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』のウェブサイトや『BBC』など、イギリスの複数のメディアが一斉に報じている。
現在26歳のルベン・ネヴェスは2017年にポルトからウルヴスに加入し、現行の契約は2024年6月までとなっていた。
彼自身、2022-23シーズンの終盤に『スカイスポーツ』のインタビューにおいて「僕はここにいることが大好きだけど、チャンピオンズリーグでプレーしたいという気持ちは隠すことができない」と語っており、今夏、CLに出場できるクラブに移籍することが既定路線と見られていた。
移籍先の最有力候補としてはバルセロナの名前が挙がっていたが、バルセロナは彼を受け入れるための明確なオファーを提示することができなかった。また、最近ではマンチェスター・ユナイテッドへの移籍も噂されていたが、こちらも具体的な話には進展しなかったため、ルベン・ネヴェスは方向転換を余儀なくされることになった。
ウルヴスを率いるフレン・ロペテギ監督はチームを強化させるための資金捻出をクラブに求めており、ルベン・ネヴェスの放出は有益なビジネスだと考えているという。ウルヴスとアル・ヒラルの間ではすでに移籍金4700万ポンド(約85億4700万円)で合意に達しており、ルベン・ネヴェス本人との間で交わす個人条件についても同意が得られているとされている。
サウジアラビアの各クラブは昨年12月にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがアル・ナスルに加入して以降、欧州で活躍するビッグネームに続々と超高額オファーを送っている。レアル・マドリードを退団したフランス代表FWカリム・ベンゼマはアル・イテハドへの移籍が決定し、チェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテ、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、モロッコ代表MFハキム・ツィエクや、マンチェスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズらにもサウジアラビア移籍の噂が浮上している。
ルベン・ネヴェスは彼らに先駆けてサウジアラビアへと旅立つことになるのだろうか。