マルセイユに所属するチリ代表FWアレクシス・サンチェスが、自身の古巣であるアーセナルのミケル・アルテタ監督に“直電”をかけ、復帰の可能性について相談したという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。
アレクシス・サンチェスは2014-15シーズンから3シーズン半にわたってアーセナルでプレーし、公式戦通算で166試合出場80ゴールという好成績を残した。
2018年1月にはマンチェスター・ユナイテッドへと移籍したが、同クラブでは1年半の在籍で公式戦45試合5ゴールと結果を残せず、その後はインテルを経て2022年8月にマルセイユへと移籍。2022-23シーズンは公式戦通算44試合18ゴールと活躍し、リーグ・アン3位と2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。
マルセイユとの契約は1年間の延長オプションを含む1年契約だったため、書類上は今夏でフリートランスファーとなる。マルセイユ側は延長オプションの行使を打診しているが、アレクシス・サンチェス自身はマルセイユでの好パフォーマンスを交渉材料としてアルテタ監督に電話をかけ、今夏フリートランスファーでアーセナルに移籍できないかを打診したという。
『デイリーメール』の報道によると、これに対するアルテタの返答は「今のアーセナルはタイトルを目指しているが、若い選手とともにその目標に挑んでおり、残念ながらクラブのプランにはマッチしない」というもの。34歳のアレクシス・サンチェスは、クラブやアルテタ監督が移籍市場で求める人材にはマッチしなかったようだ。
古巣復帰への道が絶たれたアレクシス・サンチェスは現在、マルセイユからのオファーを受け入れるかどうかを検討しているという。また、チリのウェブメディア『T13』によると、サウジアラビアのアル・ファティフが年俸1000万ユーロ(約15億5500万円)のオファーを提示しているそうで、アレクシス・サンチェスの決断に注目が集まっている。