【新日本】永田裕志プロデュース興行が大成功!三冠王者として青柳の挑戦受諾「俺は逃げも隠れもしない、いつでも来い」

新日本プロレスは6月18日(日)、永田裕志がプロデュースする『NEW JAPAN ROAD ~ Road to STRONG ~』千葉・佐倉市民体育館大会を開催した。

『NEW JAPAN ROAD ~ Road to STRONG ~』
日時:2023年6月18日(日) 14:30開場 16:00開始
会場:千葉・佐倉市民体育館
観衆:1,716人

メインイベントに出場した永田は棚橋弘至&小島聡&マスター・ワトと組み、全日本プロレスから参戦した宮原健斗&青柳優馬&青柳亮生&安齊勇馬と対戦。

先日開催された「ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!」ではトリオを結成した棚橋弘至と宮原健斗も今回は対角線に立ち、激しい攻防を展開した。

前日開催の全日本プロレス大田区大会で安齊勇馬との三冠戦を制した永田は、この日も勝負所を見極め、最後は亮生に的を絞りナガタロック54でギブアップ勝利を奪った。

<試合結果>

▼第8試合 30分1本勝負
マスター・ワト
小島 聡
棚橋 弘至
永田 裕志 〇
vs
安齊 勇馬
青柳 亮生 ×
青柳 優馬
宮原健斗
23分51秒 ナガタロック54

試合後、勝利を収めた永田に対し、三冠王座へ挑戦表明している青柳優馬が再度、挑戦をアピール。

対する永田は「オマエが俺の目の前に立ったときから、しっかり次の挑戦者は青柳だっていうのは、俺の中ではしっかりインプットされてるよ!次の防衛戦までしっかり、秘密兵器でも作って、かかってこい!俺は逃げも隠れもしない、いつでも来い、コラ!」と挑戦を受諾。

全日本プロレスが開催する7月2日、後楽園ホール大会でタイトルマッチ開催が濃厚となった。

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小島「ありがとうございました。いろんな地元凱旋大会に触れてますけども、永田裕志の凱旋興行ほど暖かいものはないと、個人的には思っています。いつも千葉の方々本当に暖かくて、一緒にいてまるで私まで地元のような気がするぐらい、暖かい人たちに触れて、とても気持ちが良く試合することができました。
これも永田裕志がずっとやってきた努力の賜物だと思います。私も今、永田裕志と全日本プロレスで頑張ってますので、これからも切磋琢磨して、ライバルとして頑張っていきたいと思います! ありがとうございました! いっちゃうぞバカヤロー!」

棚橋「昔の記憶から、新日本が苦しい時もね、永田さんが開催された大会っていうのは、必ず多くの方に来ていただいて盛り上がったっていう印象があって。なんかそういうのを思い出してね、今日は凄い嬉しい気持ちになったし、今回は対抗戦ということでね、今日はシリーズの区切りになるけども、AEWでベルトに挑戦してくるから。実はね、まだ名前を覚えてない。M…MJD? ヨシ、倒したら……倒してから覚えるよ」

ワト「こんなにたくさんのお客さんが集まった佐倉大会。俺自身、こんなにお客様とタッチしたのも初めてだからさ、とても無茶苦茶最高でした。そして、青柳(亮生)くん。俺たちさ、まだまだまだまだやり足りないなと思うからさ、まだまだまだまだこれからもっと闘っていこうぜ。
アァ、またオマエと会うのが凄く楽しみだよ。世界王者、凄く興味が湧いてきたね。俺はこの『SUPER Jr.』の覇者として、もう一度アンタを倒して、そしてもう一度IWGPジュニアヘビー級王者に挑戦する。その覚悟はいつでもできている!」

永田「はい、どうもありがとうございました。今回初めて自分のレスリングのスタートの原点である佐倉市民体育館で大会を開催しました。自分の手でプロモーターとして、まずはやはり初めてなのにこれだけのお客様の人数と、それからこれだけの熱を生み出すことができました。
もちろん、選手の闘いっぷりが素晴らしいっていうのは当然ですが、やっぱり全日本プロレスと新日本プロレスも含めて、それも当然ですけど、やはり佐倉の人たちが純粋にプロレスを楽しんでいた姿を見て、ちょっと自分自身グッと来ました、正直。
まぁ三冠ベルトというものを、大きな歴史のあるベルトを持って闘うことができた。かなり緊張したし、昨日タイトルマッチで無事防衛してホッとする間もなく、こうやって大会を開催してかなり緊張して、試合早々にはちょっとヤバいなっていう感じで、緊張していたというか足がもつれそうになったけど、でも最後は勝って無事勝利を収めて、たくさんのお客様に楽しんでもらえて感無量ですね、今日は」

──東金の興行は恒例になっていますけど、それとは違う感情がありましたか?

永田「もちろんですね。東金は自分の故郷という。本当に最初厳しい時から手探りで少しずつ入ってって、少しずつ協力してくれる人が増えてるんで。そうやって何年もかけてできあがった大きなイベントですからね。
それとは別に佐倉で、自分の原点であるレスリングの原点の地であるこの佐倉の地で、佐倉市で本当に我々を迎えてくれた佐倉市役所をはじめ、佐倉市民の皆さん、本当にありがたく思いましたしね。今日の成功はこれで絶やすことなく、毎年やっていけるようにこの体育館の空き日を相談して、また日程を決めていきたいです」

──また一から作り上げたという意味では、プロモーターとしても原点に立ち返ったという感じですか?

永田「まぁそうですね。やっぱり初めて来る土地にかなりの不安があったんですけど、佐倉市の産業振興部かな? そこの魅力推進課の皆様が多大なる協力をしてくれて、やはり我々が来ることを凄く楽しみにしててくれたようで、今の新日本プロレスって全国にかなり素晴らしい団体として認められてるんだと思いました。
やはりそれは街中を回った時にそういう反応を得られましたし、だからこそ今回1回だけではなく、毎年やれるように、そして東金、佐倉だけじゃなくね、千葉県のプロレス熱をもっと高めたいなと。正直、新日本プロレスの熱が高いって言っても、千葉って若干厳しい状態が続いている中で、東金は爆発的に盛り上げましたけど、ここの佐倉でも今日これだけの反応が。
ここを大きくしつつ、またいろんな所に進出していきたいなと。これはプロモーター・永田裕志、今後の野望ですね。プロレスを見て、本当に心から楽しんでいただける、感動できるプロレスというものを、やはり千葉県のいろんな所の人たちに見ていただきたい。それまでまだ頑張れるかなって、そういう野望があると。僕自身もね、まだまだ試合したいなと思います、そういう意味で」

──あと青柳選手の挑戦表明を正式に受諾という形になりましたけど。

永田「まぁ僕の見えないところでいろいろ挑発されたりしてたので。いい選手だっていうのは分かっているし、『ALL TOGETHER』での彼の躍動感溢れるファイトは素晴らしいと思ったし、だから分かってたんだけど、素直にそれを人がいいように受け止めるのは癪に障ったんで、明日まで待てと。元々受けるつもりでしたよ。でも、焦らしました、正直」

──正式に決まれば7月2日ということですけど。

永田「7月2日、いいですよ。向こうの都合で。僕がそれを拒む理由はないですね」

──三冠王者として新日本のリングに凱旋したのはどんな気持ちでしたか?

永田「三冠王者として5月の『SUPER Jr.』の最終戦とか『ALL TOGETHER』とか出ている中で、ここのリングってやっぱり自分にとって原点というか、故郷というと本当に長いこと旅しているように思えますけど、新日本は僕の故郷というかふるさとというか。やっぱりそのリングで闘うのは嬉しいことですよね、ハッキリ言って。そんなところですかね? 今日はどうもありがとうございました。
また来年以降もよろしくお願いします。あっ、今年も9月に東金やりますんで、日程はまだ明かせないですけど、それに向けてそろそろ動き出さなきゃいけないんで、今日は本当に佐倉市民の皆様、外から来てくれた方にも本当に感謝ですね。これだけの空間を作れたのは最高でした。ありがとうございました」

➡次ページ(全日本プロレス選手の試合後バックステージコメント)へ続く

優馬「聞きましたね? 聞きましたね? 永田さん! 永田裕志! 青柳優馬の挑戦を受けると、ちゃんと言いましたね? しっかりと記憶にも残ってますからね。あとで忘れたなんて言わせませんからね! 永田裕志! もう永田裕志の三冠ヘビー姿、俺はもう見たくねえんだ! 全日本プロレスにいい加減あのベルトを取り戻さないと、ファンの信頼を失ったままなんだ。全日本プロレスの青柳優馬が、永田裕志からあのベルトを獲って、三冠ヘビー級王者・永田裕志にトドメを刺してやる!」

亮生「(※安齊に肩を借りながら現われて)クソッ! ワト! ワトーッ! ワト、ワト、ワト、ワト……(※と言いながら、カメラに向かってワトのポーズをして退場)」

安齊「俺は新日本プロレスにリベンジしなくちゃいけない相手がいるんだ。ロスインゴ、内藤哲也。この俺、安齊勇馬は諦めが悪いんだ。絶対リベンジしてやるからな!」

宮原「(※世界タッグのベルトを両手に持って現われて)オーシャッ! 全日本プロレス満場一致で最高の男、並びに世界タッグ王者がこの新日本プロレスにやってきたよ。さぁ、今日は永田裕志さんの自主興行? まぁあまりね、俺に何か話題性があるわけでもないけど、反対側に棚橋さんがいたからね。いい刺激をもらえましたよ。次、新日本プロレス、いつどこで何があるか分かんないからね。倒したいレスラーが一人、二人ぐらいいるからね。その時まで楽しみにしてるよ。(※帰り際に思い出したように)アァッ! 新日本プロレスファンよ、宮原健斗、最高だろ?」

<写真提供:新日本プロレス>

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