中上貴晶「フロントのフィーリングの改善方法を見つけなければならない」/第7戦ドイツGP決勝

 6月18日、2023年MotoGP第7戦ドイツGP MotoGPクラスの決勝がドイツのザクセンリンクで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は14位で終えている。

 決勝日は晴れ間が広がり、全てのセッションがドライコンディションで行われた。決勝最後の調整の場となる午前のウォームアップ走行では、中上は1分21秒台でラップを刻み、1分21秒233の6番手につけていた。

 そして迎えた決勝は気温27度、路面温度48度のドライコンディションでスタート。中上は、オープニングラップで好スタートを切って15番手へとポジションを上げる。しかし、このウイーク中フロントのフィーリングが完全ではないことから、決勝でも苦戦を強いられていた。

 そのため一時18番手まで後退するが、中盤から終盤にかけて前を走るライダーの転倒などもあり16番手に浮上。ラスト2周ではラウル・フェルナンデス(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)をパスし、ファイナルラップでさらにひとつポジションを上げて14位でチェッカーを受けた。

 朝のウォームアップで怪我をしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)の欠場により、決勝レースはホンダ勢として中上ひとりのみの参戦となってしまったが、しっかりと完走を果たしてポイントを獲得している。サマーブレイク前の連戦最後となる第8戦オランダGPでは、引き続きマシンの改善に集中し、ポジションアップに向けて挑む。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(決勝:14位)
「正直、難しいレースでした。今週末は、ライバルに近づくための解決策を見つけられず、さらにギャップが大きくなってしまいました。上位で争うためにはフロントのフィーリングの改善が必要です。その方法を見つけなくてはなりません」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 決勝
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 決勝
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 決勝
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 決勝
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 決勝

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