草刈りとゴミ拾いで「ヒグマを寄せつけない」

ヒグマの出没が相次いでいることを受け札幌で19日、学生や住民がヒグマ対策の草刈りとゴミ拾いを行いました。

活動は「ヒグマを寄せつけない」まちづくりを目指す札幌のNPOが去年に続いて開催し、札幌・南区にキャンパスを構える東海大学の学生や地元の町内会から約35人が参加しました。草刈りは森と街の境目を明確にしクマが人里に近づかないようにするのが目的です。

参加した学生からは「人間のクマへの理解を深めていったら危険もなくなるのではないかと思った」「草を刈る意味を理解したうえで草刈りを行うことができた」などといった感想が聞かれました。

NPOの中島理事長は「他人事ではなく自分の事としてヒグマ対策を頑張りましょうと普及させたく活動している。クマのニュースを見たり、自然を見たりしたらどうしたらいいかを考えていただければ」と訴えました。

札幌市では今年、ヒグマの出没情報が18日までに81件確認されていて、市はヒグマの目撃情報がある場所には行かないよう注意を呼びかけています。

© テレビ北海道