11歳以下の児童にコロナワクチン誤接種 12歳以上対象の一般用、年齢確認怠る 滋賀・長浜 

滋賀県長浜市

 滋賀県長浜市は19日までに、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で、12歳以上を対象としている一般用に接種されるワクチンを11歳以下の児童に過って接種したと発表した。児童は接種日に発熱し、現時点で部位の痛みや倦怠(けんたい)感が続いているが、アレルギー反応などの副反応は確認されていないという。

 市によると、児童の保護者が5月12日に電話で接種を予約し、職員が生年月日などを聞き取ったが、11歳以下と気付かずに予約システムに入力した。児童は6月17日、保護者同伴で市内の接種会場を訪れ、職員と医療従事者が予診票などで生年月日を尋ねたが年齢の確認を怠ったため、そのまま接種を受けたという。

 接種後に別の職員が児童と保護者に確認し、11歳以下と判明し、その場で謝罪した。市は「今後は確認を徹底し、再発防止に努める」としている。

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