中学生が赤ちゃん親子と触れ合う事で、命の大切さや、家族のきずなを学んでもらおうと、6月19日、静岡・島田市の中学校で赤ちゃんふれあい体験講座が開かれた。
19日、赤ちゃんとのふれあい体験をしたのは、島田市金谷中学校の生徒151人。3年生の家庭科の授業の一環として行われているもので、実際に生後2か月~9か月の乳幼児と触れ合う事で、命の尊さや家族のつながりの大切さを学ぶ。生徒たちは人形での練習はしてきたものの、初めて本物の赤ちゃんと接して、重さや柔らかさなどを確かめていた。
(生徒)
「ぷにぷにしていてかわいい、重い」
「親は大変だと思う、自分も親に感謝したい」
(授業に協力した母親)
「エコー写真や、実際に赤ちゃんを抱いたのを見て、命の尊さを学んでほしい」
学校側は、生徒らが身近なところにいる赤ちゃん親子と接することで、地域の方々とのつながりを強めてもらう事や、児童虐待や育児放棄などの社会問題に真剣に向き合ってもらえればと話している。