静岡・南伊豆町に、埼玉県のドローンスクールの「分校」が開校した。自然豊かな環境を生かし、パイロットの経験不足という課題を解決しようとしている。
南伊豆町の閉園したこども園の跡地に開校したのは、「フリークスガレージ」というドローンスクールで、14日は静岡県や町の関係者が集まり開校式が行われた。
国内では、陸海空を問わずドローンを活用した仕事の需要が高まっているが、国家資格を取得しても実践経験が少ないことが課題となっていて、さまざまな現場で安全を確保しながら、確実に操縦できるパイロットの養成が求められているという。
(フリークスガレージ 中村一徳 代表)
「われわれも毎日実務で飛ばしているので、これができるパイロットが増えれば、日本でも多くの仕事で活躍すると思う」
南伊豆町にできたスクールでは、当面の間、埼玉県にある「本校」の400人の生徒の中で、中級以上の技術を持つパイロットが合宿などを行いながら操縦技術を学ぶという。町も災害対策や観光振興などで連携できればと期待を寄せている。
(南伊豆町 岡部克仁 町長)
「観光振興やさまざまな町の課題に対し、解決に向けて連携していければと思う」
自然豊かな南伊豆町が、ドローン操縦の最先端技術を学ぶ場になるかもしれない。