津波で犠牲のアメリカ人女性の名前が冠 女子サッカー親善試合 宮城・女川町

国の内外で活躍する東北ゆかりの選手らが参加した、女子サッカーの親善試合が宮城県女川町で行われました。

この親善試合は、石巻市で外国語指導助手を務め東日本大震災の津波に巻き込まれ亡くなった、アメリカ出身のテイラー・アンダーソンさんの名前が付けられました。震災の伝承や、地域の子どもたちに夢を与えたいとの思いが込められています。

東北ゆかりの選手らで作るチームテイラーと、マイナビ仙台レディースユースが対戦した試合は、仙台市の聖和学園高校出身で元日本代表なでしこジャパンの佐々木繭選手が決勝点を決め、2対1でチームテイラーが勝ちました。

テイラー・アンダーソンカップ実行委員会寺田美穂子委員長1「毎年この大会をしていってテイラー先生の名前を伝えていく、震災を伝えていく、そして前向きなイメージで悲しいだけじゃない、大切に伝えていくということをしたいと思います」

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