反攻2週間、8集落奪還 前進強調、ロシアは「敵撃退」

ウクライナ東部ドネツク州の陣地に配属されたウクライナ軍兵士=18日(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのマリャル国防次官は19日、ウクライナ軍が反転攻勢を本格化させた過去2週間で、八つの集落を奪還したと明らかにした。これまでに発表した東部や南部の7集落に加え、八つ目として南部ザポロジエ州ピャチハトキを新たに奪還したとした。ゼレンスキー大統領は18日の声明で「一歩ずつ前進している」と述べ、自国軍をたたえた。

 一方、ロシア国防省は18日、ピャチハトキでウクライナ軍を撃退したと主張した。現地で攻防が続いている可能性がある。

 ウクライナの当局者は18日、ウクライナ軍が南部ヘルソン州ゲニチェスク近郊にあるロシア軍の弾薬庫を破壊したと発表した。

ウクライナの首都キーウで、戦死したウクライナ軍人の葬儀に集まった人々=18日(ゲッティ=共同)

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