首相、内外政策課題に注力 解散見送り後初の党役員会

自民党役員会に臨む(左から)茂木幹事長、岸田首相、麻生副総裁=19日午後、東京・永田町の党本部

 岸田文雄首相(自民党総裁)は19日、今国会中の衆院解散の見送りを表明してから初めての党役員会に出席し、国内外の政策課題に注力する考えを示した。21日の会期末に合わせて行う記者会見に関し「これまでの成果と今後の課題を国民の皆さんに説明する」と述べた。報道各社の世論調査で内閣支持率が下落傾向にあり、政策推進で政権浮揚を図る狙いとみられる。

 首相は、少子化対策や持続的な賃上げの実現を盛り込み閣議決定した経済財政運営の指針「骨太方針」などに触れ「具体化、実行のフェーズを迎える。岸田内閣として与党との緊密な連携の上で、政策をしっかりと実行していく決意だ」と語った。

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