LPガス検針システム復旧 サイバー攻撃で停止

 全国のLPガス会社、約1100社が利用しているITシステムがサイバー攻撃によって停止し、検針などができなくなっていた問題で、パーパス(静岡県富士市)は19日までにシステム復旧が終わり、一部の機能を除いてサービス提供をほぼ再開したと発表した。

 パーパスによると、ITシステムのサーバーは8日朝、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染し、データの大半は勝手に暗号化されたり破壊されたりした。復旧に合わせてセキュリティー対策を強化したという。顧客の個人情報は別のサーバーで管理しており、被害は受けていないと説明している。

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