日本戦のペルー代表と同じ!世界各国の「タスキ柄」ユニフォーム10選

20日に大阪のパナソニックスタジアム吹田で日本代表と対戦するペルー代表。

ペルーと言えば、今年で87年目となる鉄板の「タスキ」をデザインしたユニフォームが有名だ。

だがタスキはペルーばかりではない。そこで数ある同じようなタスキデザインの中から、素晴らしき10着を選んでみたのでご紹介しよう。

リーベル

リーベル・プレート 2009-10 adidas ホーム ユニフォーム

選手:アリエル・オルテガ

ペルー代表よりも古くからタスキを使うアルゼンチンの名門リーベル。1901年のクラブ創設当時は真っ白なユニフォームだったが、4年後の1905年(※1904年説もあり)に初めて赤タスキが登場する。

その理由は諸説あるが、最も有力なのは当時の会長が「カーニバルを祝うために真っ白では寂しいから、華やかになるように思い付きで赤タスキを追加した」である。

ヴァスコ

ヴァスコ・ダ・ガマ 2023 Kappa ホーム ユニフォーム

選手:ペドロ・ハウル

ブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマも、アルゼンチンのリーベルとともに南米でタスキの歴史が長いチームだ。

ヴァスコは総合スポーツクラブで、元々はボート競技チームのユニに使われていたタスキがサッカーチームに採用されたのは1930年代だという。

インテル

インテル 2012-13 Nike アウェイ ユニフォーム

選手:長友佑都

イタリアの名門インテルは10年に一度くらいの間隔でタスキを使う。この12-13モデルは長友佑都もタスキ・ユニに袖を通した。

現時点でインテルがアウェイにタスキを採用したのはこの12-13モデルが最後だが、23-24シーズンのアウェイユニで久しぶりに復活の噂もある。

オランダ

オランダ代表 2006 Nike アウェイ ユニフォーム

選手:アリエン・ロッベン

ペルー以外の代表チームでも時々タスキデザインを見かける。オランダが2006年ドイツW杯に向けて投入したアウェイユニフォームでは、約100年ぶりに国旗カラーのタスキが復活した。

オランダサッカー協会(KNVB)発足後に初めて行われた国際試合は1905年のベルギー戦。白地に国旗カラーのタスキは、その当時のユニに使われたデザインである。

ベガルタ仙台

ベガルタ仙台 2017 adidas ユアスタ20周年記念 ユニフォーム

選手:奥埜博亮

ホームスタジアムの「ユアテックスタジアム仙台」開場20周年を祝した記念限定ユニフォーム。このシーズンのJ1リーグ4試合で着用した。

黒地に走らせる2色の鮮やかなタスキは、ベガルタ仙台の黄と前身クラブ「ブランメル仙台」のチームカラーだった緑で構成する。

湘南ベルマーレ

湘南ベルマーレ 2018 Penalty ホーム ユニフォーム

選手:大野和成

ベルマーレでは珍しいタスキ・デザインが登場。限定モデル等ではなくシーズンユニフォームで、このキットを着たJ1は13位で終えるもルヴァンカップを優勝した。

タスキには、1994年(ベルマーレ平塚時代)のユニに採用していたダイヤモンド柄を描き、色は前身のフジタ時代のキットカラーであるフジタブルーを使用している。

トッテナム

トッテナム・ホットスパー 2015-16 Under Armour ホーム ユニフォーム

選手:ハリー・ケイン

古橋亨梧など日本人選手の移籍が噂されるトッテナムにも、意外だがタスキユニがある。

プレミアリーグを3位で終えた15-16シーズンは、伝統の白を基調に右肩から左裾にかけて太さの異なるストライプでタスキを描いた。確認できる限りではスパーズがタスキを使った唯一のユニである。

サウサンプトン

サウサンプトン 2010-11 Umbro ホーム ユニフォーム

選手:ジョゼ・フォンテ

10-11シーズンは3部相当のリーグ1時代で近年のサウサンプトン暗黒期。そのため、このタスキのユニフォームの印象は薄いかもしれない。

1885年創設のクラブは2010年で125周年を迎えた。白地に赤タスキのデザインは創設当時のユニに使っていたもので、これをレトロデザインが得意なUmbroが見事にリメイクしている。

マンチェスターC

マンチェスター・シティ 2009-11 Umbro サード ユニフォーム

選手:ダビド・シルバ

近年のマンチェスター・シティのユニフォームでも、最もレトロでクラシックなデザイン。

白を基調に赤黒2色のタスキのデザインは、1974-77シーズンのアウェイユニを彷彿とさせる。サウサンプトンと同様にUmbroのレトロなセンスが輝く名作キットだ。

ドルトムント

ボルシア・ドルトムント 2008-09 Nike アウェイ ユニフォーム

選手:モハメド・ジダン

ドルトムントの歴史でもタスキは異色デザイン。アウェイ定番の黒を基調にチームカラーの黄でタスキをデザインし、何とそのタスキの中にスポンサーロゴマークを配した。

【関連記事】魅惑の“非対称”デザイン!最高の「2トーンカラー」ユニ10選

実は1909年のクラブ創設当時のユニは、水色と白のストライプに赤タスキというかなりファンキーなデザインだった。

初期のユニフォームに関しては資料が少ないため使用期間は定かではないが、少なくとも1912年頃までは使っていたと見られる。

レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

© 株式会社ファッションニュース通信社