県は19日、バレーボールVリーグ女子で1部昇格を果たした本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレに県スポーツ特別賞を贈り、快挙をたたえた。
授与式は県庁で行われ、チームから西尾博樹ゼネラルマネジャー、北原勉監督、主将の木村友里、副将の草島華穂、伊藤摩耶、菅原里奈、オケケアル・メソマチの各選手が出席した。木村主将らが吉村美栄子知事から記念のトロフィーなどを受け取り、記念写真に納まった。
アランマーレは攻守に安定した戦いぶりで2部リーグを制覇。新潟県長岡市で4月に行われた入れ替え戦は連勝して昇格を決めた。懇談で選手たちは「応援してくれる方々に結果で恩返しできた」「長岡での試合は楽しくバレーができた」などと振り返った。
就任9季目の北原監督は「地元に愛される『善くて強いチーム』を目指してきただけに、うれしく思っている」と受賞を喜んだ。木村主将は「もっと頑張らなきゃなと思った。厳しい戦いになると思うが、持ち味のチーム力で挑み、全力で戦い抜きたい」と意気込んだ。
県スポーツ特別賞はプロスポーツなどで特に顕著な功績を挙げた個人・団体に贈られる。受賞はアランマーレが4例目。国際バスケットボール連盟(FIBA)の殿堂入りを果たした女子の元日本代表主将で現トヨタ自動車監督の大神雄子さん(山形市出身)への授与も決まっている。