マリンバで全国最高賞 同じ教室通う宇都宮の2人同時金賞

マリンバの全国コンクールで金賞に輝いた坂本さん(右)と大橋さん

 【宇都宮】市内の音楽教室「ミュージックスタジオTakahashi」(高橋美智(たかはしみさと)代表)でマリンバを習う作新学院高1年の坂本万歩(さかもとまほ)さん(15)と姿川中1年の大橋叶(おおはしかなう)さん(12)が、今春の全国コンクールで金賞(最高賞)に輝いた。着実に実力を伸ばしている2人は「もっとうまくなりたい」と日々、練習に励んでいる。

 坂本さんは姿川第二小時代、KOBE国際音楽コンクール小学生打楽器部門で最優秀賞を獲得した。マリンバ歴10年。ひたむきに努力を重ね、正確で楽譜に忠実な演奏を披露する。

 大橋さんは昨夏、「浜の風コンクール2022」など二つのコンクールで最高賞を受賞。マリンバ歴8年。天性の豊かな表現力に定評がある。

 3月に都内で開催された「第25回日本ジュニア管打楽器コンクール」(日本音楽教育文化振興会主催)は小、中、高校生世代の国内最高峰の大会とされる。マリンバの部(ソロ部門)中学生コースに坂本さん(当時宮の原中3年)、小学生コースに大橋さん(当時緑が丘小6年)が出場した。

 音源審査を通過して臨んだ本選考会でも本領を発揮した。坂本さんは「中学最後のコンクールでいい結果を残せた」。大橋さんは過去2大会、銀賞が続いており「信じられないくらいうれしかった」と振り返る。

 高橋代表によると、同コンクールのソロ部門で同時に金賞を獲得するのは同教室で初めて。高橋代表は「重圧を乗り越え、過去の自分に打ち勝った」とたたえ、一層の飛躍に期待している。

マリンバの全国コンクールで金賞に輝いた坂本さん(左)と大橋さん

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