札幌にまたも“外資系高級ホテル”…東京・大阪ではなくなぜ北海道で開業ラッシュ?

札幌市に、外資系高級ホテルを誘致する計画が5月18日に発表されました。

札幌市内では、2023年も相次いでホテルの開業が決まっているんです。開業ラッシュのホテル事情を取材しましたよ~。

「観光客の誘致や周辺の賑わいにつながっていけばよい」と話すのは、アクサREIMの早藤嘉彦社長。

アクサ生命は、札幌市中央区の中島公園の隣に複合ビルの建設を進めています。

中島公園の隣にあった「ヤマハセンター」の跡地で、2023年3月から複合ビルの建設がはじまっていました。

ビルは地上14階建てでフードコートやオフィスが入る予定で、注目なのは9階から最上階に計画されているホテルなんです。

「札幌市で初となる最上位クラスのラグジュアリーブランドとして、インターコンチネンタルで開業いただく」と早川社長から発表されました。

インターコンチネンタルは、イギリスの大手ホテルグループの最上級ブランドです。

客室は159平米のスイートルームなど、合わせて149室。

レストランや室内プールも備えます。開業は2025年の予定です。

国内外のVIP客の利用を考えていて、部屋単価もそれなりのクラスになるとのこと。

札幌市内に開業するホテルは外資系だけではありません。

狸小路では、9月1日、JR西日本グループが初めて北海道で展開する「ヴィアインプライム札幌大通」がオープンします。

また2023年秋には、ススキノのラフィラ跡地に、東急系の新ホテルブランド「SAPPORO STREAM HOTEL」が開業。

さらに札幌駅北口では、駅地下通路に直結し、大浴場なども備えたホテルエミオン札幌が12月27日に開業します。

なぜいま札幌はホテルの開業ラッシュを迎えているのでしょうか?

ホテル評論家の瀧澤信秋さんによると「とにかく新しいブランドをどんどん出して作っていくときに、東京、大阪はほぼ出尽くした感もある。札幌だからということではなく全国的な広がりを見せているのがもう今のフェーズ。進出するところを探しているという表現が正しいかもしれない」とのこと。

インバウンド復活の兆しが見え始めた北海道。経済の活性化が期待されます。

*みんテレ5月19日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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