温泉の後は天童産紅王をどうぞ 10旅館、宿泊客夕食に提供

天童温泉の宿泊客に振る舞われる紅王=天童市・天童温泉協同組合

 本格デビューしたサクランボの大玉新品種「やまがた紅王」をPRしようと、天童温泉(天童市)の10旅館は19日、夕食で宿泊客に天童産紅王を提供し始めた。25日まで約7千~8千人への提供を見込む。

 実施しているのは、いずれも天童温泉協同組合に加盟している▽天童ホテル▽滝の湯▽舞鶴荘▽ホテル王将▽湯坊いちらく▽栄屋ホテル▽あづま荘▽つるや▽松の湯▽天童荘―の10施設。基本的には夕食付き宿泊プランの予約客が対象で、夕食時に1人2粒ずつ振る舞う。

 市内の17小中学校でも22、23日に学校給食で提供する予定で、児童・生徒約5千人に1人2粒ずつ振る舞う。

 天童産紅王の認知度向上を図ろうと、同市が本年度事業として約350万円を計上した。紅王はジェイエイてんどうフーズ(同市)が納入する。

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