マイナンバー、障害者手帳で誤り 厚労相、全国点検を指示

加藤勝信厚生労働相

 加藤勝信厚生労働相は20日の記者会見で、静岡県でマイナンバーと障害者手帳情報のひも付けを誤ったケースが数十件あったことを明らかにした。同姓同名の他人の番号をひも付けたことなどが原因とみている。個人情報の漏えいはなく、給付への影響もないとしている。全国の自治体のひも付け事務作業が適切かどうか点検を指示する考えを示した。

 また、加藤氏は、マイナ保険証の利用時にシステム不具合によって「無保険扱い」となった場合でも、患者に求める自己負担が医療費の10割とならず、これまで通り、3割などとする方針を明らかにした。今月中に医療機関に通知する方針。

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