毎日読む、雑談力めきめき 東北電化工業新入社員に出前講座

新聞の読み方のこつや仕事への活用方法などを学ぶ新入社員たち=山形市・東北電化工業

 山形新聞が取り組む「学校に新聞を」の企業版「NIB(ビジネスに新聞を)」の出前講座が19日、東北電化工業(山形市、会津圭一郎社長)の新入社員20人を対象に同社で開かれた。山形新聞報道部の阿久津誠主任が新聞の読み方や仕事への活用方法を解説した。

 阿久津主任は、新聞の特長として▽情報量▽一覧性▽記録性―の三つを挙げ「習慣として毎日読むことで、雑談力やコミュニケーション力が鍛えられる」と仕事や私生活への活用を呼びかけた。読み方のこつとして、見出しの大きさでニュースの重要さが分かることや、新聞記事の大事な要素が第一段落に凝縮されていることを説明し、「時間がないときは、第一段落だけでも読んでみてほしい」と続けた。

 受講した酒井虹胡(にこ)さん(18)は「入社以来、新聞を読むように教わってきた。これからたくさんの人と交流する機会があり、新聞で得られる情報をコミュニケーションに生かしたい」と話した。

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