2023年F1第9戦カナダGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2023年F1第9戦カナダGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)だ。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=5位(70周/70周)

2023年F1第9戦カナダGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

 ポジティブなレースだった。継続的にプッシュすることができ、厳しい予選から挽回することができた。戦略面で正しい判断をしたし、ペースも、ミディアムタイヤでは特に強力だった。マシンのフィーリングが良かったので、プッシュすることができ、ファーストスティントをとても長く取ることもできた。今日のレースに満足している。

 僕たちは正しい方向に進んでいる。この調子で良い仕事を続けていく必要がある。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=4位(70周/70周)

2023年F1第9戦カナダGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 金曜にマシンに持った感触の良さを裏付けるように、堅実なレースができた。セーフティカー出動中にステイアウトして、フリーエアのなかで走ることができた。それが僕たちのレースにおいて重要なカギになると分かっていたし、最終的にこの戦略は正しかった。

 今日は、スタート位置を考えると、4位より上のポジションに入るのは無理だった。

 ここはとても特殊なコースであるということを忘れてはならない。今回のポジティブなステップをオーストリアで再確認するためにプッシュし続ける。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(70周/70周)

2023年F1第9戦カナダGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が3位を獲得

 素晴らしい週末だった。一貫性を維持して、また表彰台に上ることができてうれしい。ふたりの世界チャンピオンと一緒に表彰台に上がることができてとても光栄だった。

 今日はこれ以上の結果にチャレンジできるだけのペースはなかった。ここは僕たちとの相性が最高のサーキットではない。僕たちは特に低速コーナーで苦労しているからね。マシンのパフォーマンスと効率をさらに高めるために、たくさんの作業に取り組んでいく必要がある。

 それでもトップとの差を少しずつ縮めつつある。いずれは追いつくことができると信じているよ。正しい方向に進んでいるからね。

(レース後の会見で語り)アストンは今週末、マシンのアップグレードを導入して、一歩前進した。でも僕たちも、アップグレードを入れるために取り組んでいる。

 僕たちは低速コーナーで特に苦戦していて、フェルナンドとマックス(・フェルスタッペン)にそこで負けていた。ターン2というか、ほぼすべてのコーナー出口のトラクションでね。リヤのダウンフォースを加えて、効率を上げるために努力している。少しずつだけど前進しているよ。

■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(70周/70周)

2023年F1第9戦カナダGP 2位フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)と3位ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 今回もまた表彰台に上ることができたし、アストンマーティンにとって素晴らしいリザルトとなった。今までで最も強さを発揮できたレースだったと思う。マシンのアップグレードはよく機能していた。

 スタートでルイスに抜かれたけれど、僕たちは良いペースを発揮して、激しいバトルの末に2位を取り戻すことができた。終盤、ルイスがプッシュしてきたので、予選セッションのように走ったよ。絶対にミスをせずに、ルイスを抑えなければならなかった。

 次のオーストリアではマックスにもっとプレッシャーをかけられるといいね。

(レース後の会見で語り)ルイスがずっとプッシュしてきたから、少しでもリラックスできるようなラップは1周もなかった。すごいバトルだったよ。序盤は僕の方が少しペースがよかった。でも終盤はルイスの方が少し速かったと思う。タフだった。本当に厳しいレースだった。70周予選ラップを走っていたようなものだ。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=優勝(70周/70周)

2023年F1第9戦カナダGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝

 カナダで優勝することができて、もちろんとてもうれしい。楽なレースでも、単純なレースでもなかった。タイヤをうまく機能する状態に入れて、適切な温度にすることがとても難しかったんだ。

 僕たちチームの100回目の勝利だ。チームにとって素晴らしい瞬間だよ。でも、ハードワークがここで終わるということはない。新しい目標は200勝だ!

 カートで走っていた子どものころから、F1ドライバーになることを夢見ていた。これほどたくさん優勝を重ねることができるとは想像もしていなかったよ。(優勝回数において)アイルトン・セナと並ぶというのは、信じられないことだし、本当に誇りに思う。今後、もっとたくさんの勝利を挙げたいね。ここで止まりたくはない。

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