竹内英明・神奈川県議が死去 元自民県連幹事長 小泉進次郎元環境相の後見役

県議選最終日にマイクを握る自民党の竹内英明県議=4月8日、横須賀中央駅前

 神奈川県議で自民党県連元幹事長の竹内英明氏=横須賀市選出=が20日午前9時10分、前立腺がんのため横浜市内の病院で死去した。72歳。通夜は27日午後6時から、告別式は28日正午から、横須賀市本町1の4、プラザヨコスカ中央本社斎場で行う。

 横須賀市出身で追浜高、早大を卒業。1995年の県議選で初当選し、連続8回の当選を果たした。2007年6月から18年3月まで、10年余りにわたり菅義偉、小此木八郎県連会長の下で幹事長を務めた。

 09年の衆院選で自民が惨敗し、下野を余儀なくされた厳しい状況下で、持ち前のリーダーシップと面倒見の良さで県連運営を支えた。捲土重来(けんどちょうらい)を期した12年衆院選では県内小選挙区で勝利を重ね、神奈川から政権復帰に道筋を付けた。

 11年の東日本大震災直後の知事選では菅氏らとともに黒岩祐治氏の擁立に奔走。12年5月から1年間、県議会議長を務めた。

 横須賀市を含む衆院神奈川11区選出で、現在県連会長を務める小泉進次郎元環境相の後見役でもあり、県政界に重きをなした。

 今年4月の県議選で当選を果たしたが、体調を崩して療養を続けていた。

 公選法に基づき、県議選横須賀市選挙区で次点だった井坂新哉氏(共産党)が繰り上げ当選となる見通し。

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